気象むらの方言
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも明示しません。】 - 1 - 気温を観測するときには、温度計に、雨がかからず、直達日射があたらないようにする。そのためには覆い(shelter)が必要だ。しかし、まわりとのあいだで空気がよく入れかわ…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしもしめしません。】 - 1 - 地学 (宇宙と地球の科学) の概論的な授業で、気象学の分野の教材をつくっていて、「有効温度」と「相当温度」の数式表現がどちらも Te になることに気づいた。英語で effec…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしもしめしません。】 【この記事は、気象学の専門家のたちばからの解説として書いています。それならば知っているべきなのに知識があやふやなことがあることに気づきましたが、そこの正確を期するより…
【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - イギリスの新聞 Guardian (ガーディアン) にのった「『global warming (地球温暖化)』でなく『global heating』というべきだ」という話を、Twitter で (「気候変動の向こう側 @…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「台風」とはなにかについては、[2012-06-15の記事]を見てほしい。西暦2000年以来、それぞれの台風に、国際的な約束で、名まえがつけられている。これについての公式な説明は、…
【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 2018年6月26日に、「小笠原高気圧」ということばが話題になっているのを見た。(その日が、小笠原諸島が第2次大戦後、アメリカ合衆国の施政下から日本に…
【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 【便宜上「気象むらの方言」のカテゴリーに入れたが、むしろ「気候学むらの方言」の話題である。】 - 1 - 近ごろ、世界の気候の重要な部分である「亜熱帯高圧…
【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】わたしは、地球科学の授業で、大気と海洋を扱う最初の回に、「地球の半径にくらべれば、大気と海洋は薄い層です。」と言う習慣ができていた。それ自体の意味は…
【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 「モンスーン、monsoon、季節風」について、[2014-07-07の記事 (ここでは「第1部」と呼ぶ)]を書いた。それ以後に思いあたったいくつかの話題をそれぞれ…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】文字表現はあるが音声表現があやしい語について[ひとつ前の記事]で述べた。そういうものは、気象の専門用語にもいくつもあると思うが、まずひとつ思いあたった例について述べる。気象…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - Teleconnectionという気象学用語があり、日本語でもそのまま かたかな で「テレコネクション」とされることが多い。この用語がいつから使い始められたかはわたしは調べていない…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[第1部(2016-12-09)]、[第2部(2016-12-10)]、[第3部(2016-12-11)]、[第4部(2016-12-13)]の続き。節の番号も続きでつけることにする。 - 18 - 第1部の「- 6 -」で述べた、運動エネルギ…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[第1部(2016-12-09)]、[第2部(2016-12-10)]、[第3部(2016-12-11)]の続き。節の番号も続きでつけることにする。 - 13 - 気象学者全体ではないが、熱帯の対流圏の気象についての専門文献…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[第1部(2016-12-09)]、[第2部(2016-12-10)]の続き。節の番号も続きでつけることにする。大気のエネルギー収支・「熱収支」と言われる仕事には、いろいろな概念枠組みによるものがある…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[2016-12-09の記事](以下「第1部」とする)の続き。節の番号も続きでつけることにする。 - 7 - エネルギーの流れの量を考えるには、大気を3次元の升目に分けて、ある箱の空気が隣の箱の…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 気象学のうちで、わたしが大学院生のとき以来、研究者としてやってきたおもな作業は、「エネルギー収支」または「熱収支」(および、それと関連する「水収支」または「水蒸気収…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 気候に関する学術論文では、「anomaly」という語によく出会う。日本語では「偏差」と「異常」を使いわける必要がある。Anomalyとは、「平常からの はずれ」のことだ。ただし、…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「発散」(英語ではdivergence)と「収束」(convergence、日本語では「収斂」[しゅうれん]ともいう)は、気象に限らず、流れやベクトル量に関するいろいろな話題に出てくる用語だ…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 再解析(reanalysis)とは、もちろん、解析をやりなおすことである。気象の分野でも、この用語がこの基本的な意味で使われることはある。 - 1 - しかし、1996年以後、気象の分野…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 気象が専門の人と、地図が専門の人との間では、「large scaleの天気図」ということばが、まったく逆の意味になってしまう可能性がある。このことは、両方にかかわっているなか…
【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】「スケール」という用語に関する記事を書きはじめて、それと関連がある (「スケール」と「規模」、「規模」と「オーダー」にそれぞれ意味の重なりがある) 「オーダー」について、別の…
【わたしは気象学という専門を代表する立場にはないが、これまで、「気象むらの方言」のカテゴリーで示した記事の多くは、気象学の専門家からの標準的用語解説として読まれる覚悟をして書いてきた。しかし今回のは違う。気象学の中でも専門は細分化していて…
「気候感度」(climate sensitivity)については、[2015-07-15の記事]で簡単にふれたが、もう少し話題を広げて考えてみる。「感度」は「敏感さ」であって、定性的なものかもしれないのだが、ここでは定量的な扱いができる場合に限ってみる。気候に関する話題を…
【[別ブログ2010-01-20の記事]から、それを書いた当時の時事的話題を取り除いて、ひとまず再録して、改訂を加えています。「気候感度」という表現のいろいろな使われかたは別記事にしました。】定常応答 (steady-state response) 気候システムにとっての外部…
「日射」と「日照」はどちらも、気象の話題によく出てくるが、(あとに述べるように)それから派生した数量はしっかり定義されているものの、それ自体はあまりしっかり定義されていないことばだ。どちらも、放射 ([2012-07-05の記事]参照) のうち、太陽放射、…
渦(うず)ということばは、気象学では、大きく言えば二つの違った意味に使われる。英語で言えば、一方は vortex、他方は eddy である。どちらも、気象に限らず、流体の運動にかかわる多くの分野で使われることばであり、ここで述べることの多くは気象以外の分…
気象学では「解析」ということばが複数の意味で使われる。さらに、日本語では「分析」だが、英語では同じanalysisになるものもある。これだけの意味を使いわけて、まちがいがあまり起こらないのがふしぎなほどだ。まちがいを防ぐために、問い返すこともけっ…
-- 0 -- 現代日本語圏で「高層」と言ったらいちばん多い使われかたは高層建築に関するものだろう。高層建築がどのくらいの高さのものをさすかは時代や地域によってまちまちだと思うが、数十メートルから百メートル程度だろう。地上このくらいの高さは、気象…
【ブログ「気候変動・千夜一話」の2013-10-17の記事「地球温暖化は止まった?」または「hiatus」に書いたことのくりかえしになりますが、おもに用語の話題として、こちらにも書いておきます。】最近の20年ほどの全球平均地上気温の変化は、その前の20年ほどの…
多くの物質は、固体、液体、気体の3つの「相」の状態になる。相の間をうつりかわる変化には名まえがついている。ところが、このうち、固体から気体、気体から固体への変化の標準的な名まえは、いずれも「昇華」(英語では sublimation)だ。【わたしは、1970年…