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2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

論文の内容に含まれる不正の対策と、査読という制度と

学術研究の不正のうちで、論文などの形で研究成果を発表する際に起こるもので、一般社会の法律その他の規範に反するかどうかはともかく、学術共同体の規範に反するものとして、捏造[ねつぞう]や改竄[かいざん]、 盗作、authorshipの誤用(著作に責任をもてな…

授業レポートや論文での他人の著作の盗用・いわゆる「コピペ」について

ある大学のある教員が指導して博士号をとった人たちの博士論文に、他人が書いた文章がほぼそのまま出典を明示せずに含まれていた、ということが報じられ、議論のまとになった。わたしは日本語圏で話題になった件について内容に立ち入って見ていないが、英語…

研究者が勤務中に書いたものはだれのものか

[前の記事]で「2」として予告した件。(自分の経験に基づくことと、経験から遠いことについて想像で述べていることや、希望を述べていることが混ざってしまっている。)法人に雇われている研究者について、「実験ノートは法人のものであり、研究者が自由に持ち…

研究過程の記録の必要性とそれについての悩み

研究不正の疑いが濃い事件が起こり、ネットメディアだけでなく(日本の)マスメディアで大きくとりあげられている。わたしはその事件について論評するつもりはない。ただ、それをめぐる人々の論評のうちに、科学研究一般の規範を論じているものがある。それは…