macroscope

( はてなダイアリーから移動しました)

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

3×5 = 5×3、しかしベクトルではB×A = -A×B。

おおくぼさんの「雑感:小学校の算数」で知ったのだが、dankogaiさんの「3x5=5x3」をはじめとしてあちこちで議論になっている。小学校の算数で さらが 5まい あります。 1さらに りんごが 3こずつ のっています。 りんごは ぜんぶで 何こ あるでしょう。 とい…

Re-defining Climategate (Plan B)

Climategate is an issue to urge communication about climate. Conversation among climate experts has been disjoint from conversation among outsiders. It seems that the gate between the experts and the outsiders has seldom been used. We need…

Re-defining Climategate (Plan A)

Climategate is none other than the Watergate affair born again. It is something like eavesdropping conspired by an eccentric faction of supporters of the U.S. Republican Party in order to make their favorite candidate(s) win the coming ele…

Workshop on solar activity and climate change (Nagoya, 15 Nov. 2010): A personal summary

This is an English version of my posting here on 2010-11-18. The contents are not exactly the same.I participated in a workshop on solar activity and climate change held in Nagoya University on 15 Nov. 2010. Its official announcement is he…

「太陽活動と気候変動の関係」に関する名古屋ワークショップ(出席後の覚え書き)

10月9日の記事で予告した「太陽活動と気候変動に関する名古屋ワークショップ」という会合に出席した(講演者ではないが質問などはした)。印象が薄れないうちに覚え書きを残しておく。ただし、会合全体のまとめを意図したものではなく、わたしの印象に残った限…

CRU電子メール暴露事件(いわゆるClimategate) 1周年

昨年11月に、イギリスのイーストアングリア大学のClimatic Research Unit (CRU)の研究者の電子メールが暴露されてから1年がたった。事件の日付をひとつにしぼることはむずかしいが、11月17日にRealClimateというブログに不正な形でアップロードされたのがた…

0次元エネルギー収支モデルは気候システムのよい近似になっていないところがある

前回に続き今度も、へたをすると、気候システムに関する科学の基礎があやふやだと思われかねない問題だ。しかし、これは単に、現実が単純なモデルほどは単純でないということなのだと思う。気候システムのいちばん単純な数値モデルは、全球0次元エネルギー収…

地球環境論のためにほしい熱力学、放射(電磁波)に伴うエントロピーの流れは4/3がかかるのか

[この記事はわたしの疑問を他のかたに説明できるところまで整理するために書いた。その目的に対してまだ不満なので、今後も改訂すると思う。必ずしも改訂履歴を残さないことをおことわりしておく。]環境問題・資源問題の基本には熱力学第2法則がある。わたし…

地球温暖化に関する講演(11月4日、秋田県本荘で)

11月3日の秋田での講演(11月1日の記事で述べた)に続き、11月4日には秋田県立大学本荘キャンパスで金澤伸浩准教授の「環境システム工学」の一環として、地球温暖化に関する講義をした。重点は前日の講演とは違い、温暖化という自然科学的現象の理解について、…

講演「地球温暖化を見渡す」(11月3日、秋田で)

11月3日、「大学コンソーシアムあきた」からの依頼で、秋田市(カレッジプラザ)で地球温暖化に関する話をすることになりました。http://www.consortium-akita.jp/info/detail.html?no=638 に予告が出ています。この記事ページは、講演の補足と、講演に関連し…