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数と量

物理教材での数量への単位のつけかたは、数値なのか物理量なのかはっきりさせよう

【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを かならずしも明示しません。】 【結論的主張は 途中の 3 節にあります。】 - 1 - 日本の学校教育の教科書をはじめとする教材での物理量の単位は、SI (国際単位系) に準拠したものに、だいたい統一されている。…

単位をもつ数量を算数でどうあつかうか?

【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを かならずしも明示しません。】 - 1 - きのう出した「かけざん順序問題」についての記事 [2024-01-05 算数教育での かけざん順序固定に反対、それに関連して考えること] を書こうと思ったきっかけは、2023年10…

記事カテゴリー「数と量」をたてます

このブログのプラットフォームである「はてなブログ」には「カテゴリー」という機能があります。記事にカテゴリーのタグをつけると、記事題目の下に (字は小さいですが) 表示され、記事をカテゴリー名で検索することもできます。このブログの記事のうちで、…

算数教育での かけざん順序固定に反対、それに関連して考えること

【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを かならずしも明示しません。】 - 1 - 算数の「かけざん順序」問題が、たびたび話題になる。これはおよそ、つぎのような問題だ。小学校の算数を想定して、かけざんを応用してこたえられる問題として、たとえば…

レオミュール (Réaumur) または 80分割 (octogésimal) 温度目盛り の 迷宮

【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたか、かならずしも明示しません。】 - 1 - 物理量は「量の次元」をもっている。無次元量を別とすれば、量をあらわすのは数値と単位の組であって、数値だけがわかってもじゅうぶんな情報にならない (同じ種類の記録の…

わりざんの「等分除」「包含除」についてのわたしの考え

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも明示しません。】 - 1 - 算数の わりざん では、「等分除」と「包含除」を区別する必要があるという考えがある。たとえば、 33 m の ひも を 4 等分すれば、それぞれが 8.25 m になる。33 m のひも…

数学と数量的考えかたの教育について考えること (3)

【まだ書きかえます。いつどこを修正したかをかならずしもしめしません。] - 1 - 2018年6月30日に、このブログに[数学と数量的考えかたの教育について考えること] [同 (2) 「数教協」関係の暫定メモ ] を書いた。そのとき、数教協 (数学教育協議会) で議論さ…

じゅうぶん、十分(?)、充分(?)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも しめしません。】 - 1 - 「じゅうぶん」ということばは、現代日本語の日常語のうちにある。「じゅうぶんな」という形になるから、学校文法用語でいえば形容動詞だ。「じゅうぶんだ」とはどういう…

けた数の多い数をどう書くか (わたしはコンマをいれたくない)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも明示しません。】 - 1 - わたしが分担執筆している本の編者(学者)が、わたしの原稿にあらわれる数値に 3けたごとにコンマを入れてきた。(原稿にでてくる数値ではなく単なる例だが)「3776」は「3,77…

たまりの量と流れの量

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしもしめしません。】 - 1 - わたしは数年まえから、地球環境 (大気・水圏) についての授業や解説で、「たまり」と「流れ」という用語の組をつかうことにしている。その直接のもとは、英語の stock と …

指数関数型増加 (exponential increase), 指数関数型成長 (exponential growth)

- 0 - [2020-03-21 の記事]で、オーバーシュート (overshoot) ということばの話をした。そこでものべたように、わたしは、感染症のひろがりについて使われるばあいに、このことばの意味はきちんときまっていないので、ほかに適切な表現があればそちらをつか…

かけざんの順序や「かけられる数、かける数」は普遍的標準をきめられない

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも明示しません。】 - 0 - また「かけざんの順序」が話題になっていたので、ツイッターですこし意見をのべた。そこに書いたことにもうすこしことばをおぎなって、ここに出しておくことにする。わたし…

試験で対数などをふくむ計算問題を出すことのむずかしさ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 大学で非常勤講師として授業を担当している。成績をつける材料として、わたしは期末レポートと小レポートによることがおおいのだが、ある大学では期末レポートではなくて期末試…

物理量の国際単位系(SI)の改訂で かわること、かわらないこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2019年5月20日、国際単位系(SI)の基本単位の定義が変更された、というニュースがながれた。わたしは、じつのところ、今回どのような変更がされたのか、正確につかんでいない。…

太陽や星のあかるさ と エネルギーの流れに関する物理量

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】- 1 -大学の「地学」の授業を担当している。参考となる図をしめすために、高校用の教材である「地学図録」(2019年度は「図説」)という本を使っている。 「図録」数研出版 編集部 編, 2…

紙面・画面上で、数値が大きくなる向き、時間が新しくなる向き

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 地学の授業の教材をつくっていて、まえから気にかかっていた次のことを思い出した。時間を横軸にとったグラフがよく出てくるが、文献によって、時間が右に進むものと左に進むも…

粒度、分解能/解像度/粗視化、aggregation

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「サンプル数」という表現についての[2018-04-30の記事]に関連して思いあたったことをその記事に「1X」節として書きたしておいたのだけれど、もう少し話題をひろげたくなったの…

数学と数量的考えかたの教育について考えること (2) 「数教協」関係の暫定メモ

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - [前の記事]の関連。算数の「水道方式」を推進した「数学教育協議会」の指導的立場にあった遠山 啓さんや銀林 浩さんの「量の理論」というものがある。…

数学と数量的考えかたの教育について考えること

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - わたしは、現代に生きる人のすべてではないとしても、政策決定にあたる人びとのうちには、いくらかの数学的思考ができる人が必要だと思っている。また…

「サンプル数」はどういう意味であろうと勧めたくない用語、しかし....

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 世の中で、統計によって得られた数値について議論するとき、「サンプル数」や「標本数」という表現が使われることがよくある。そうすると、そこに、統…

「鉄1 kgと綿1 kg ではどちらが重いか」

【この記事はまだ書きかえることがあります。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしは毎年、大学の授業で、気象(や海洋)での対流について話すとき、「流体中に不均一ができ、軽い部分が上昇し、重い部分が下降する」と言いながら、…

パーセント・ポイント、任意の単位を数えることばがないこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 現代の日本語で「ポイント」ということばはさまざまな使われかたをする。(試験の点数は「点」であってあまり「ポイント」とは言わないと思うが、スポーツの得点については言う…

スケール、scale

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 気象が専門の人と、地図が専門の人との間では、「large scaleの天気図」ということばが、まったく逆の意味になってしまう可能性がある。このことは、両方にかかわっているなか…

オーダー (order of magnitude)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】「スケール」という用語に関する記事を書きはじめて、それと関連がある (「スケール」と「規模」、「規模」と「オーダー」にそれぞれ意味の重なりがある) 「オーダー」について、別の…

rate, 率 (3) 相対増加率

「rate」「率」については、[(1) 2014-11-01の記事] [(2) 2015-04-13の記事]に書いたが、本を読んでいたら、この用語には、(1)(2)で論じていなかった使いかたがあることに気づいた。その本に出てくる話では ある量 X が、A, B, Cの3つの因子の積である ので…

rate, 率 (2) 死亡率と致死率

「rate、率」について[2014-11-01の記事]に書いたことに関連する話。人口統計などでいう「死亡率」は、時間軸上の単位期間あたりの死亡数の全人口に対する比率だ。時間については「年あたり」、全人口については「千人あたり」「十万人あたり」のような単位…

rate、率

英語の rate ということばには、関連はあるが、いくつか違った意味がある。動詞の rate は「評価する」のような意味で、評価の結果は数量のこともあるが、階級わけのことが多い。ここではこの使いかたは追いかけないことにする。名詞の rate は「割合」に関…

かけ算にはみんなが共有する正しい順序はない

Twitter上で、また、小学校の算数で、かけ算の「式をたてる」ときに、たとえば「『3×5』とするのは正しいが『5×3』とするのは正しくない」というような指導をしてよいか、という議論が見られる。交換法則が成り立つので結果の数値は等しいのだが、「式の意味…

Sv (スベルドラップ、海洋学で使われる単位)

これは気象むらではなく、となりの海洋学むらの方言だが、気象むらにも、昨年の原子力発電所事故以来毎日のように現われるSvという文字列に、理屈はわかっても頭の奥のほうの切りかえができなくて毎度まごつく人はかなりいると思う。うちのほうのSv (sverdru…

降水量、なんミリ?

降水量の単位「ミリ」はミリメートル(mm)だ。降った雨が蒸発することも土にしみこむこともなく積みあがったらどれだけの高さになるか、と説明されることがある。雪はとかして液体の水にして勘定に入れる。ただし降水量は循環している水の流れに関する量だ。…