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人気変

地球温暖化と台風との関係

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】【この記事は、専門家からの知識提供として書いたものです。】 - 1 - 台風19号が災害をもたらした。被災者のほかにも影響をうけた人は多い。(わたしのばあいは…

「永遠に続く経済成長というおとぎ話」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【この記事は、わたしの個人的事実認識と意見をのべるものです。この話題はおもに気候変化にともなう社会の変化に関するものであり、わたしはその専門家ではありませんが、関連分野で…

首都大 オープンユニバーシティ「地球温暖化とはどんな問題か」2019

今年度も、昨年度([2018-03-04の記事])と同様に、「首都大学東京」(東京都が設置した公立大学)の公開講座「オープンユニバーシティ」で、「地球温暖化とはどんな問題か」という講義を担当しております。この授業用のウェブサイトを、わたしの個人サイトの中…

warming, heating, cooling

【まだ書きかえます。いつどこを書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - イギリスの新聞 Guardian (ガーディアン) にのった「『global warming (地球温暖化)』でなく『global heating』というべきだ」という話を、Twitter で (「気候変動の向こう側 @…

「地球温暖化とはどんな問題か」第3回から第4回へ

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」 についてです。第3回(6月12日)に講義した内容を、不完全ですが、文章の形にしました。…

「地球温暖化とはどんな問題か」第2回から第3回へ

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」 についてです。第2回(5月15日)に講義した内容を、ようやく文章の形にしました。また、…

「地球温暖化とはどんな問題か」第1回を終えて

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】2018年5月8日に、[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」の第1回講義をしました。講義で話した内容を、[このページ]に書きまし…

二酸化炭素による赤外線吸収は飽和しても温室効果は飽和しない

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 大気中の二酸化炭素がふえると地球温暖化が進むという見通しは多くの科学的知見にささえられている。しかし、この見通しを否定する主張がある。地球温…

首都大 オープンユニバーシティ「地球温暖化とはどんな問題か」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】「首都大学東京」(東京都が設置した公立大学)の公開講座「オープンユニバーシティ」で、わたしは2018年5-6月に「地球温暖化とはどんな問題か」という講義を担当することになりました。…

WCRP (世界気候研究計画)とFuture Earthのシンポジウム (2017-07-28)に出席して

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年7月28日(金)、東京・目黒区駒場4丁目の東京大学駒場第2キャンパスで、 日本学術会議のシンポジウム「Future Earth 時代のWCRP」があった。(このブログでは2017-07-04に[…

朝山慎一郎ほか(2017)「気候論争における反省的アドボカシーに向けて」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】次の論文が出版されました。科学技術社会論の学術論文です。 朝山 慎一郎,江守 正多,増田 耕一, 2017: 気候論争における反省的アドボカシーに向けて -- 錯綜する科学と政策の境界。 …

地球温暖化・気候変化・気候変動に関する認識の変遷をさぐるという課題

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2017-05-23の記事]で予告したように、2017年5月27日、日本気象学会の大会に付随する会合として、「気象学史研究会」を開きました。主催者からの報告は、ひとまず、研究会のウ…

「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[2017-03-16の記事]で予告したように、2017年3月27-28日の「コンピュータ・シミュレーションの科学論」研究会で、「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」という題目…

気候変動(地球温暖化)に関する学術のありかたについての考え

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】この記事はわたしの現状認識と意見を書いたものだが、まだ考えがまとまっていないところがある。今後大幅に書きかえるかもしれない。表題の「気候変動」は、日本の環境行政や科学技術…

気候・気象の分野のシミュレーションの特徴 (暫定メモ)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年3月27-28日の「コンピュータ・シミュレーションの科学論」研究会 で、「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」という題目でお話しすることになった。そ…

反証可能性と地球温暖化

- 0 -【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[おことわり] わたしのブログ記事には、専門家としての知識提供や提言と、しろうととしての感想や意見とが混在しています。このひとつの記事は、わたしが気候の専門家として考え…

気候変動についての政策決定にとっての科学者の役割 (2)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2013-12-21の記事(「第1部」と呼ぶ)]の続き。最近、この話題を同僚に話す機会があり、材料をまとめる過程と、質疑の場で、もう少し考えた。【[2017-02-13補足] 有本ほか(2016)…

地球温暖化の「検出と原因特定」の細部を気にしてもみのりは少ない

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2016-12-02の記事「地球温暖化懐疑論について、2016年12月の時点で考えること」]の中で、「『温度上昇がすでに起きている』、そして『その原因は人間活動由来の二酸化炭素であ…

地球温暖化懐疑論について、2016年12月の時点で考えること

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 地球温暖化懐疑論は、2006-2010年ごろによく聞いたのだが、少なくとも日本語圏では、最近は下火になっていると感じている。しかし、アメリカ合衆国では続いており、さらに、そ…

「地球温暖化の見通しはウソではない -- 原子力推進のために使われることはあるが」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】この記事と同じ(ただしカギカッコなし)表題の文章が、左巻健男さんが編集長となっている雑誌『RikaTan / 理科の探検』(ウェブサイト http://www.rikatan.com ) の2016年12月号に、陰謀…

授業「気候変動(地球温暖化)を理解する基礎となる気象学の知識」のためのページ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】このページは、2016年10月16日に東京農工大学でわたしが担当する授業について、受講者・授業関係者からの質問や関連情報を、ブログへのコメントという形で受け取るために用意しました…

地球温暖化と人工衛星とのかかわり

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 人工衛星に関心をもつ団体から、地球温暖化に関する話をするように頼まれたので、この機会に、地球温暖化と人工衛星とのかかわりについても話そうと思った。ただし、わたしは宇…

原子力発電からの二酸化炭素排出についての覚え書き

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】原子力が、地球温暖化対策としての「緩和策」つまり二酸化炭素排出削減策としてとりあげられることがある。その根拠として「原子力は二酸化炭素を排出しない」と言われることがある。…

「気候変動」か「気候変化」か「地球温暖化」か

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしはこのごろ「地球温暖化」を話題にすることが多い。これはもともと英語のglobal warmingの訳語だろう(したがってここでの「地球」は「全地球規模の」なのだ)。しかし近ご…

「第四紀学と環境保全」(小野 有五, 2016) についての個人的感想

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 『第四紀研究』第55巻第3号が届いた。わたしは日本第四紀学会の会員ではあるものの、このところ完全にpassive memberになっていて、大会や行事に参加しないだけでなく、学会誌…

「地球温暖化に関する認識は原因から結果に向かう思考によって発達した」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】この記事の題目と同じ題目(ただし、かぎかっこなし)の文章(増田, 2016)を、2016年1月、日本科学史学会の雑誌『科学史研究』にのせていただいた。わたしはその学会の会員ではないのだが…

地球温暖化に関する陰謀論をめぐって

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 地球温暖化に関する陰謀論について論じることを頼まれた。問題がこみいっているので、ひとまず、原稿としての形を整えることをあまり考えないで、思いあたる論点をあげてみるこ…

未来を考えるとき、経済成長・破局・技術をどう扱うかのむずかしさ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 今とる政策は、未来に影響をおよぼすだろう。政策を考える際には、これから数十年くらいの未来の見通しをもつべきだろう。もちろん、未来のことは確実にはわからない。しかし、…

オープンサイエンス・市民科学の事例、気象・気候の場合

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2016-03-01の記事]でふれたように、「オープンサイエンス」という人々の動きは、学術データの公開・共有と、専門家だけでない多くの人が学術研究をいっしょにやっていこうとい…

工業化前(産業革命前)を基準にとることの意義とむずかしさ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 -国連気候変動枠組み条約の、パリ【バリではない】で開かれていた締約国会議で、「パリ協定」(The Paris Agreement【[2015-12-16改訂] 日本語表現を日本外務省のものに合わせた】…