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2017-01-01から1年間の記事一覧

「特区」で獣医学部新設を認めるか? という政策課題について思うこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - これは、[2017-06-18 このブログの記事の性格 (2)]でふれたうちの、時事的な問題についての記事だ。こういう記事を書くうえでわたしが悩んでしまうことは、そこに書いた。わた…

地球温暖化・気候変化・気候変動に関する認識の変遷をさぐるという課題

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2017-05-23の記事]で予告したように、2017年5月27日、日本気象学会の大会に付随する会合として、「気象学史研究会」を開きました。主催者からの報告は、ひとまず、研究会のウ…

このブログの記事の性格 (2)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしはときどき、このブログに記事を書くことについて、迷います。今度も3週間ほどあいだがあきました。そのあいだに考えたこと、そして、これからどのような態度で記事を書…

大気のエネルギー収支解析のための質量収支の補正について

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年5月27日、日本気象学会の大会のなかで、大気によるエネルギー輸送量に関するデータ解析の研究発表があった。わたしがながねん(1980年代-2000年代)かかわってきた研究方法…

気象学史研究会 (日本気象学会 気象学史研究連絡会 主催, 2017-05-27)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 日本気象学会の中に、「気象学史研究連絡会」が発足しました。ウェブサイトは、次のところにあります。https://sites.google.com/site/meteorolhistoryjp/趣旨説明は、気象学会…

地球科学(地学・地理)の用語をめぐって考えること

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年5月21日、地球惑星科学連合(とアメリカ地球物理学連合の合同)の大会の、「O-02 学校教育における地球惑星科学用語」(https://confit.atlas.jp/guide/event/jpguagu2017/s…

テレコネクション (teleconnection)、PJパターン

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - Teleconnectionという気象学用語があり、日本語でもそのまま かたかな で「テレコネクション」とされることが多い。この用語がいつから使い始められたかはわたしは調べていない…

気候変動から人間の歴史への影響に関する議論について思うこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 人間社会の歴史は、さまざまな要因の影響を受けている。気候の変化・変動もその要因のひとつだろう。では、どんな気候の変化・変動が人間社会にどんな影響を与えたのだろうか? …

このブログの記事の性格

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - このブログの記事は、当初から、個人として書いております。所属団体(つとめ先、学会など)の名まえは、ぜひ必要な場合以外は明示しません。しかし無理に隠すこともしません。所…

ほぼ無所属になりました

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】知り合いのかたがたへのごあいさつが遅れておりますが、わたしは、2017年3月末で、つとめ人でなくなりました。(またつとめ人になる可能性はありますが、今のところ予定はありません。)…

「コンピュータ シミュレーションの科学論」研究会に参加して考えたこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年3月27-28日、「コンピュータ シミュレーションの科学論」研究会に参加した。わたしが話した内容については[2017-03-28の記事]のリンク先ページに書いた。この研究会の顔…

「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[2017-03-16の記事]で予告したように、2017年3月27-28日の「コンピュータ・シミュレーションの科学論」研究会で、「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」という題目…

ソンタク (忖度)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「そんたく」ということばを、去年(2016年)ごろからよく聞くようになったと感じる。正確に言うとわたしは「聞く」というよりもネット上で文字を見ている。その文字は漢字の「忖…

「ラプラスの魔物」と気象・気候の「予測」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 3月23日はラプラス (Pierre-Simon Laplace, 1749 - 1827)の誕生日だそうだ。数値天気予報や、気候の予測型シミュレーションの特徴について、[2017-03-16の記事]でも述べたが、…

年棒

データのグラフ表現について書いた記事[2015-04-13「グラフの軸をゼロから始めないのはうそつきか / そろばんグラフのすすめ」]の中で、棒グラフで表現される情報の例として「年俸」を出した。それを書いたときは忘れていたのだが、「年俸」が「年棒」と書か…

教科書に出てくる用語を変えること: 「鎖国」などの歴史用語を例として

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 学術的な知識を専門外の人に伝えるときの用語は、学術の立場から見てまちがいのないように選びたい。しかし、専門家どうしの議論で使っている用語をそのまま使えばよいとは限ら…

日本語のローマ字つづりかたについての個人的覚え書き

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 日本語をローマ字で書くときのつづりかた(表記方式)が話題になっていた。わたしはこの件についてはいろいろ考えてきたのだが、考えをまとめて公開しているのは英語版のウェブペ…

気候変動(地球温暖化)に関する学術のありかたについての考え

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】この記事はわたしの現状認識と意見を書いたものだが、まだ考えがまとまっていないところがある。今後大幅に書きかえるかもしれない。表題の「気候変動」は、日本の環境行政や科学技術…

気候・気象の分野のシミュレーションの特徴 (暫定メモ)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年3月27-28日の「コンピュータ・シミュレーションの科学論」研究会 で、「地球温暖化認識の発達におけるシミュレーションの役割」という題目でお話しすることになった。そ…

報道は「国民的関心事」に集中しすぎず多様性を (1): 政治家の不正疑惑の報道に思う

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしはかねがね、「日本のマスメディアは、それ自身が「国民的関心事」と考えたことに横並びで集中しすぎる」傾向があると思い。報道の主題選択はもっと多様性があるべきだと…

「宇宙開発」についての意見

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「宇宙」ということばは、光などで認識できるかぎりの世界のすべてをさすこともあるが、地球のまわりの空間をさすこともある。「宇宙開発」という用語は(わたしが自発的に使う…

反証可能性と地球温暖化

- 0 -【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[おことわり] わたしのブログ記事には、専門家としての知識提供や提言と、しろうととしての感想や意見とが混在しています。このひとつの記事は、わたしが気候の専門家として考え…

社会を経済成長に依存しないように改造することが必要だ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - ある人(A氏とする)の主張に対して別の人(B氏とする)から批判があった。B氏の議論のうち、専門的概念を使ったところは理解できていないが、理解できたかぎりではわたしはB氏の主…

音楽著作権使用料の問題をめぐって考えること

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 音楽の著作権については、前から慢性的に気にかかってはいたのだが、2017年2月2日の報道、たとえば朝日新聞に「音楽教室から著作権料徴収へ JASRAC方針、反発も」という見出し…

気候変動についての政策決定にとっての科学者の役割 (2)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2013-12-21の記事(「第1部」と呼ぶ)]の続き。最近、この話題を同僚に話す機会があり、材料をまとめる過程と、質疑の場で、もう少し考えた。【[2017-02-13補足] 有本ほか(2016)…

云々 (うんぬん) と「でんでん」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2017年1月24日、総理大臣が国会での答弁中に「でんでん」と言ったが、それは原稿に「云々」と書いてあったのを読みまちがえたのだった、ということが話題になった。世間でその…

本の復刊(再版)リクエストで困ったこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - わたしは本をたくさん読みたいし、人にも勧めたい。前に出版されていた本が品切れや絶版になって売られなくなってしまったのは残念なことだ。本といえばディジタル本という時代…

Anthropocene (人類世、人新世) (3) 智生代?

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】Anthropocene (人類世、人新世) の話[第1部 2016-02-06] [第2部 2016-02-07]の続き。 - 1 - David Grinspoonという人が2016年12月18日に、NPR (アメリカの公共放送)のウェブサイトの「…

情報セキュリティと学者の立場

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 研究所の全職員に対して、情報セキュリティに関する「eラーニング」を受講せよという指示があった。わたしは全員が対象であることに気づかずほっておいたら、人事上の上司にあ…