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気象学史研究会 (日本気象学会 気象学史研究連絡会 主催, 2017-05-27)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】

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日本気象学会の中に、「気象学史研究連絡会」が発足しました。ウェブサイトは、次のところにあります。https://sites.google.com/site/meteorolhistoryjp/

趣旨説明は、気象学会の機関誌『天気』の2017年2月号にのりました。

山本 哲(あきら)さん (気象研究所)の呼びかけによるものですが、わたしも世話人に加わっております。

連絡会の活動方針は、気象学の歴史に関する情報交換を活発にしようというもので、(今のところ)具体的な主題に関する共同研究をめざしてはおりません。

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この「気象学史研究連絡会」の活動として、会員外の人にも参加をよびかける公開の「気象学史研究会」を開くことにしました。

第1回のお知らせが、連絡会ウェブサイトの中の「活動予定」のページにあります。https://sites.google.com/site/meteorolhistoryjp/home/coming

2017年5月27日(土)の18時から20時に、東京・代々木(もより駅は小田急の参宮橋)のオリンピック青少年センター(センター棟3階309会議室)で開きます。これは日本気象学会の春の大会の会場ですが、研究会だけの参加ならば、学会参加費は不要です。

気象学者の廣田 勇さん(京都大学名誉教授)、招待講演として科学史家の塚原東吾さん(神戸大学)に講演をお願いしました。事前にいただいた講演要旨は上記の「活動予定」のページをごらんください。

総合討論として、気象学史の研究をこれからどのようにしていこうかという議論をしたいと考えています。

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まだ正式決定しておりませんが、第2回の気象学史研究会を、日本気象学会の秋の大会(2017年10月30日-11月2日、札幌)にあわせて開くことを考えております。

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気象学の歴史は、気象(大気の現象)の歴史とは、別のことがらです。しかし、無関係でもありません。気象の歴史の探求のうち、とくに気象観測の体制がまだ整っていなかった(しかし人間の活動はあった)時代に起こったことを知ろうとする場合には、当時の人びとが気象をどのように認識していたか、どのような手段で観測・記録していたかをも知る必要があり、その探求は、気象学の歴史の探求と重なってきます。研究連絡会の世話人には、そのような両者にまたがった関心をもつ人が多くなっています。しかし、研究連絡会の話題をそのような関心に限るわけではありません。

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気象学史に関するわたし個人の考えは、追って別の記事として書こうと思っています。ただし、いつまでに書くと約束できません。