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2018-01-01から1年間の記事一覧

モンスーン、monsoon、季節風 (3) 風向からみた世界のモンスーン地域

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】「モンスーン、monsoon、季節風」については、[(1) 2014-07-07] [(2) 2017-10-31]の記事で、いろいろな論点をあげた。その後に考えたことを書こうと思う。その…

デマ (3) 偽のメッセージ、「bogus」、「ガセ」、有害性、などを考える

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - ネット上で「それはデマだ」という発言がとびかう。(おたがいにあいてのいうことを「デマだ」と言いあっていることもある。)「デマだ」という表現は、…

「地球温暖化とはどんな問題か」第3回から第4回へ

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」 についてです。第3回(6月12日)に講義した内容を、不完全ですが、文章の形にしました。…

シンポジウム「気候変動の影響の適応への道筋」(2018-06-09 東京・駒場4丁目)

2018年6月9日(土)、東京・駒場4丁目の東京大学 駒場リサーチキャンパスで、環境研究総合推進費 S-14 のシンポジウム「気候変動の影響の適応への道筋」が開かれます。 くわしくは、ウェブサイト http://s-14.iis.u-tokyo.ac.jp/ にある[ポスター(PDF)]をごら…

地球科学(地学・地理)の用語をめぐって考えること (3) 山本・尾方(2018)論文を読んで

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「地球科学(地学・地理)の用語をめぐって考えること」については、このブログに[(1) 2017-05-21] [(2) 2017-07-04]の記事を書いた。その後、月刊『地理』に、この主題の連載 (…

世界の気候分布として何を教えるか? ケッペンの大分類まで?

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 先日のJpGUの地学・地理教育のセッション([2018-05-14の記事]で予告した)で、わたしは[2018-02-17「地学・地理のうち大気水圏科学の部分、高校レベルで何を教えるか」]の記事と…

「地球温暖化とはどんな問題か」第2回から第3回へ

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」 についてです。第2回(5月15日)に講義した内容を、ようやく文章の形にしました。また、…

(地学・地理教育) 意識的に相対多数に注目すること; 科目間のリンクがほしい

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2018年5月20日、[2018-05-14の記事]で予告した、日本地球惑星科学連合(JpGU)の、地理・地学教育のセッションに参加した。ここでは、そのセッションの議論に参加しているうちに…

気象学の学術雑誌についての覚え書き

【まだ書きかえるかもしれません。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 現代の学術研究の成果を記録する媒体として、査読ずみの学術論文をのせる学術雑誌がいちばん重要だ。ここでいう学術論文は、(原則として著者たち自身の)オリジナル…

ジオエンジニアリング、気候工学、意図的気候改変 (5)

【まだ書きかえるかもしれません。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [ジオエンジニアリング、気候工学、意図的気候改変 (4) (2016-03-30)]の記事を書いてから2年がたった。そのあいだ、わたしはこの話題に関する知識をあまり更新して…

モーメント (moment)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「モーメント」ということばには、なんとなく関連はあるものの、同じではない、いくつかの意味がある。意味の共通点は「動き」だと思う。しかし、「動き」に対応する英語として…

地球惑星科学連合大会(2018-05-20..24 幕張)、地理・地学教育のセッション(2018-05-20)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】2018年5月20日(日)から24日(木)まで、幕張メッセで、日本地球惑星科学連合( http://www.jpgu.org/ )の大会が開かれます。大会ウェブサイトはここです。http://www.jpgu.org/meeting_20…

(勧めたくない用語) 「薄い大気」

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】わたしは、地球科学の授業で、大気と海洋を扱う最初の回に、「地球の半径にくらべれば、大気と海洋は薄い層です。」と言う習慣ができていた。それ自体の意味は…

日本気象学会シンポジウム「防災・減災のための観測・短時間予測技術の未来」(2018-05-18 つくば)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】日本気象学会の2018年春の大会は、5月16日から19日まで、つくばで開かれます。そのことは[2018-03-30の記事]でお知らせしました。そこでは19日に開かれる講演会も紹介しましたが、それ…

「地球温暖化とはどんな問題か」第1回を終えて

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】2018年5月8日に、[2018-03-04の記事]で予告した公開講座「地球温暖化とはどんな問題か」の第1回講義をしました。講義で話した内容を、[このページ]に書きまし…

「サンプル数」はどういう意味であろうと勧めたくない用語、しかし....

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 世の中で、統計によって得られた数値について議論するとき、「サンプル数」や「標本数」という表現が使われることがよくある。そうすると、そこに、統…

「外れ」

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 「外れ」という文字列を見かけた。 - 2 - わたしは1960年代の小学生として当用漢字音訓表に従った国語教育を受け、それを誇りに思っている。「わたしの…

箱ひげ図、探索型データ解析

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - わたしは、数量の集まりであるデータを扱うときには、データをグラフにすることが基本的作業だと思っている。そのときに使われる手法のひとつに、「箱…

生徒、student、学生

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - だれかが大学生をさして「生徒」と言うと、「それはまちがいだ」という指摘がされる。確かに、公式な用語では、大学生は「学生」であって「生徒」では…

二酸化炭素による赤外線吸収は飽和しても温室効果は飽和しない

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 大気中の二酸化炭素がふえると地球温暖化が進むという見通しは多くの科学的知見にささえられている。しかし、この見通しを否定する主張がある。地球温…

火山噴火が地域規模の天候・環境におよぼす影響という問題

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】火山噴火が世界規模(「全球規模」も同じ)の天候におよぼす影響について、その表題の[2015-11-01の記事]では、重要なのは成層圏に達したエーロゾル(おもに硫酸…

「ホッケースティック曲線」をめぐる話題の整理

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - しばらくぶりに「ホッケースティック曲線」(hockey stick curve)ということばを見たので、気候変動や地球環境問題に関連してこのことばを使うことにつ…

高校学習指導要領の改訂の状況

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 新しい高校の学習指導要領が決定されたらしい。「らしい」というのは、このくらい影響力のある話題ならば、文部科学省のホームページ http://www.mext.…

日本気象学会春季大会(2018-05-16..19 つくば)、台風の強さを知る観測に関する講演会

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】日本気象学会の2018年春季大会は、2018年5月16日(水)-19日(土)に、つくば国際会議場(https://www.epochal.or.jp/ TXつくば駅から歩いて約10分)で開かれます。大会のお知らせは学会ウェ…

テレビ番組「革命を生んだ小氷期」(NHK BS 「地球事変」) について

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】 - 1 - 2018年03月21日 22時からの1時間、NHK「BSプレミアム」(衛星放送の3チャンネル)で放送された「革命を生んだ小氷期」という番組を見た。「グレートネイ…

気象学史研究会「日本での初期の数値天気予報」(2018-05-16 つくば)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】2018年5月16日(水)の晩に、つくば国際会議場(もより駅はTXつくば) で、日本気象学会 気象学史研究連絡会の主催による 第3回の気象学史研究会を開きます。これは、日本気象学会2018年春…

高校学習指導要領 (地学・地理) についての意見(パブリックコメント)

[2018-02-15の記事]で紹介した高校の学習指導要領の案に対する意見募集(パブリックコメント)のしめきりが来たので、地学と地理に関して考えたことを、コメント受けつけフォームの制限字数(2000字)にあわせて書いて提出した。提出した文章をここに再録する。 …

首都大 オープンユニバーシティ「地球温暖化とはどんな問題か」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】「首都大学東京」(東京都が設置した公立大学)の公開講座「オープンユニバーシティ」で、わたしは2018年5-6月に「地球温暖化とはどんな問題か」という講義を担当することになりました。…

高校学習指導要領案 「歴史総合」の概観

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 文部科学省が2018年2月14日に発表した学習指導要領の案について、[2018-02-15の記事]の続きの話題。「地理総合」を考えるうえで、同じく必修科目になった「歴史総合」について…

しろうと向けの本について、内容の専門家による書評を

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2018年3月4日、Twitterで、Koji Yamamoto (@Koji_hist)さんのtweetをきっかけにして、歴史に関するしろうと向けの本について、歴史学者による書評がもっとほしいという意見や、…