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2016-01-01から1年間の記事一覧

歴史のもしも (2)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[2015-12-12の記事]の続き。 - 1 - 歴史について、いくらか理屈っぽく考えてみる。「歴史」ということばは、いくつか違った意味をもっていると思う。次のように分けてみることができる…

未来を考えるとき、経済成長・破局・技術をどう扱うかのむずかしさ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 今とる政策は、未来に影響をおよぼすだろう。政策を考える際には、これから数十年くらいの未来の見通しをもつべきだろう。もちろん、未来のことは確実にはわからない。しかし、…

準備満タン

ある人が、「準備満タン」という表現を話題にしておられた。そのかたの論旨とはつながらないかもしれないが、わたしなりに、この表現について考えた。この表現は、「準備万端」のまちがいと考えられることが多い。まちがいとしない場合も、パロディーのよう…

学術ディシプリンがそれぞれ全国センターをもつべきだろう

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【この記事限りで、「学問」「学術」「科学」は区別なく、人文学・社会科学・自然科学にわたる学問をさす。「学者」「科学者」も区別なく、学問を主要な仕事にする人(必ずしもそれで給…

(空)

(直前の記事を重複投稿してしまったので、ひとつ消します。)

「地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラムの公募」(2)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 【この記事はもともと Twitter に書いたので、字数を切り詰めた表現になっています。】[2016-03-01の記事]で紹介した文部科学省の「平成28年度地球環境情報プラットフォーム構築推進…

Equatorial Center for Medium-range Weather Forecasts (赤道域中期天気予報センター)

【気象の専門用語の説明が不足していますが、その多くはこのブログの「気象むらの方言」のカテゴリーの記事で説明しています。この記事から用語説明にリンクをつけることも考えていますが、必ずやるとお約束はできません。そのほか、まだ書きかえるかもしれ…

ジオエンジニアリング、気候工学、意図的気候改変 (4)

【まだ書きかえるかもしれません。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】[(1) 2013-11-03の記事][(2) 2014-01-19の記事][(3) 2015-04-18の記事]の続き。最近、Pereira (2016)の論文が出た。【ドイツの Kiel Earth Institute がやっているClimate…

としをとった学者に、引退してもらうか、働いてもらうか

【この記事はもともと Twitter に書いたので、字数を切り詰めた表現になっています。】 【まだ書きかえるかもしれません。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【[2016-03-29補足] わたしは、もうすぐここでいう「年寄り」になる。そして今後の…

スケール、scale

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 気象が専門の人と、地図が専門の人との間では、「large scaleの天気図」ということばが、まったく逆の意味になってしまう可能性がある。このことは、両方にかかわっているなか…

オーダー (order of magnitude)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】「スケール」という用語に関する記事を書きはじめて、それと関連がある (「スケール」と「規模」、「規模」と「オーダー」にそれぞれ意味の重なりがある) 「オーダー」について、別の…

オープンサイエンス・市民科学の事例、気象・気候の場合

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - [2016-03-01の記事]でふれたように、「オープンサイエンス」という人々の動きは、学術データの公開・共有と、専門家だけでない多くの人が学術研究をいっしょにやっていこうとい…

気象(天気)改変、天候改変(?)、気候改変

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - これまでわたしは、気候改変(climate modification)を話題にするときに、これと気象改変(weather modification)とは、無関係ではないものの、別ものと考えたほうがよい、と言う…

地震の予測(予知)は(ある意味で)できるかもしれないが、まだできていない

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【わたしの地震学に対する専門性は、大学の地球物理学の学部課程で地震学の授業を受け、その後、断片的に新しい情報をしいれてきた、という程度のものです。】 - 1 - 1970年代以来、「…

「地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラムの公募」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】2016年3月1日、文部科学省から「平成28年度地球環境情報プラットフォーム構築推進プログラムの公募について」が出た。5年間を予定した事業だそうだ。内容は次の二つに分かれている。 …

学術論文の「オープン化」と費用負担 (2) 、そして「オープンサイエンス」への道

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】2015-11-19の記事「学術論文の「オープン化」と費用負担」(ここでは「第1部」と呼ぶことにする) の話題のつづき。今回は、話がいくつかの方向に広がって、まとまりのない記事になって…

世界の水資源需給について、あるいは、世の中で数量が話題になる際の問題の一例

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 -世の中に広まっている話題のうちで、定性的にはもっともなのだが定量的には大まかに見ても変だと感じることがある。自分の専門に近い話題では、変な数値が広まったままになって…

Anthropocene (人類世、人新世) (2) 意図的気候改変(気候工学)との関連

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 -[2016-02-06の記事「Anthropocene (人類世、人新世) という新概念の複数のとらえかた (1)」](以下「第1部」と呼ぶ)の続き。意図的気候改変、いわゆる「気候工学」あるいは「ジオ…

Anthropocene (人類世、人新世) という新概念の複数のとらえかた (1)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 -Anthropocene ということばが使われる話題については、このブログでも、[2012-12-10「AGU GC51Hほか: 人類世、+4℃の世界」]、[2012-04-03「Planet under Pressure会議宣言文(非…

ウィキペディアで専門基礎概念について書くことのむずかしさ

【公開後2016-01-31までにだいぶ書きかえました。まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 -わたしはWikipediaをよく見る。Wikipediaが、だれでも(ルールに違反してペナルティを課されていないかぎり)書き手になれるものな…

「まなざす」についての議論をきっかけに、専門用語のこと、ことばつくりのこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 -2016年1月26日ごろ、Twitterで、「まなざす」ということばを使った議論をしている人たちと、「まなざす」ということばは日本語として変だと言う人たちとの間で、感情的な言い合…

太陽光発電の性能と副作用について、一気象学者が知っていること

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 -わたしは太陽光を利用することがこれからの人間社会にとって重要だと思っている。ただし、現代の日本などの工業国の電力需要の構造を変えないまま太陽光でまかなえるというよう…

議員の育児休業の話をきっかけに考えたこと

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 -2015年12月、国会議員が育児休業したいと言ったことがニュースとなり、それをきっかけにいろいろな人がいろいろなことを言った。そこには次元の違う話がまざっていたと思う。そ…

ディジタルデータによる(地球環境についての)博物館の構想 (1991年ごろ考えたこと)

IT

25年ほど前の1991年ごろ、わたしは「ディジタル博物館の構想」のような文章を書いたはずだ、と思ったのだが、どこにも残っていない。書こうと思っただけで書きあげなかったのかもしれない。当時からのわたしの関心は、気候を含む地球環境のデータを整備する…

モダンタイムズから脱出したい

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 -今から1年前の2015年1月、「I am Charlie.」というせりふがはやっていたとき、そのせりふが出てきたきっかけを知ってはいたのだが【注1】、わたしは、それとは違う意味を感じな…

研究者・学者が、自分と同類だと思ってほしくない人々

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 -わたしから見ても本人から見ても「研究者」あるいは「学者」であると言えるだろう人々(以下「われわれ」はこの人々をさす)のなかまうちの雑談の中で、世の中で「研究者」「学者…

(空)

学術に関する学術について (科学研究費の審査の「分科・細目」に対する意見)

国の文部科学省から日本学術振興会(学振)が業務を引き受けている「科学研究費」について、学振が「科学研究費助成事業の審査に係る「系・分野・分科・細目表」等への意見の受付について」( http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/02_koubo/saimoku_uketsuke.h…