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2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

学術雑誌の学術論文以外の記事のディジタル化を

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【[2016-05-19の記事]で書きわすれたこと。ただし、19日の記事に書いたことはわたし個人の事情が多いが、こちらは公的意義があると思って書いている。学会誌などの学術雑誌が、わたし…

(勧めたくない用語) バタフライ効果

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】5月23日はEdward Lorenzの誕生日だそうで、その業績が「バタフライ効果」ということばで代表されて話題になっていた。いわゆる「バタフライ効果」の話をわたしは[2015-12-12の記事]に…

本をもつ者の悩み

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】【これは、世の中の人々の悩みのうちではぜいたくな悩みかもしれないが、勤め人としての経歴の終わりに近づいている学者の多くに共通な悩みだと思う。学者をおおざっぱに文科系と理科…

再解析 (reanalysis)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 再解析(reanalysis)とは、もちろん、解析をやりなおすことである。気象の分野でも、この用語がこの基本的な意味で使われることはある。 - 1 - しかし、1996年以後、気象の分野…

デマ (2) デマゴーグがいると主張できないときは「流言」としよう

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「デマ」ということばについては[2013-09-13の記事]で論じた。このことばは、鋭い意味(狭い意味)と鈍い意味(広い意味)で使われるが、話す側と聞く側の使いかたが違うと、無用の…

オリンピック問題 (2) 近代オリンピックの制度に無理がきていると思う

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - オリンピックそのものについて、このまま続けてはまずいのではないかと思うことが、いろいろある。【しかし、わたしのオリンピックや各競技に関する知識はとても断片的だ。1960…

オリンピック問題 (1) とにかく東京で7月・8月に開くのはむちゃだ

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2020年に東京でオリンピックを開くことが予定されているが、この予定が決まるまでの意思決定や、オリンピックの会場その他の準備にかかわる意思決定について、いろいろ変なこと…

国立・公立大学の意義 -- いくつかの観点

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 私立大学があっても(むしろそのほうが合計の学生数が多くても)、国や地方自治体が、授業料などによる独立採算でなく、税金からの公費をつぎこんで、大学を運営する意義はあるの…

首都大の改組案について

【[2017-07-05補足] 新しい情報を別記事 [2017-07-05 首都大の学部再編成]として書きました。】【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 「首都大学東京」(この名称に関するわたしの不満は[別ページ])が学部構成を変え…

「地球温暖化に関する認識は原因から結果に向かう思考によって発達した」

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】この記事の題目と同じ題目(ただし、かぎかっこなし)の文章(増田, 2016)を、2016年1月、日本科学史学会の雑誌『科学史研究』にのせていただいた。わたしはその学会の会員ではないのだが…

記事カテゴリー「学史」 = 学問(科学)の歴史に関する話題

このブログには、科学の歴史に関する話題をときどき書いている。地球科学、そのうちでも気象学のdisciplineの中にいた立場から、その学問がどのように発達してきたかについて書くことが多い。「学説史」と呼べそうなものもあるが、学問の道具や人の組織・制…

記事カテゴリー「気改」 = 意図的気候改変(気候工学、ジオエンジニアリング)

このブログに、意図的気候改変(気候工学、ジオエンジニアリング)に関する記事をときどき書いている。それを検索するとき、キーワードだけでは見つかりにくいので、ブログの「カテゴリー」という機能で示しておくことにした。ただし、このブログでもカテゴリ…

太陽放射改変の現実的(?)なシナリオ (Keith & MacMartin 2015)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 地球温暖化の対策としての意図的気候改変(「気候工学」)について、[2016-05-10の記事]で予告したように、読んだ論文の紹介・論評をしていこうと思う。この記事はその1つめだが…

気候工学(意図的気候改変)を正当にこわがる(?)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 地球温暖化の対策としての意図的気候改変(いわゆる「気候工学」あるいは「ジオエンジニアリング」、以下便宜上「気候工学」という表現を使う)については、このブログでたびたび…

Medieval Quiet Period (中世静穏期) (Bradleyほか 2016)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 【わたしは、読んだ本の紹介を別ブログ http://macroscope.world.coocan.jp/yukukawa/ に、自分が考えたことや聞いた講演の印象などをこのブログに書いてきた。個別の論文(学術…

地球温暖化に関する陰謀論をめぐって

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 地球温暖化に関する陰謀論について論じることを頼まれた。問題がこみいっているので、ひとまず、原稿としての形を整えることをあまり考えないで、思いあたる論点をあげてみるこ…

歴史のもしも (3)「天下分け目」からつながる話について

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 【この記事は、フィクションではなく、「フィクションについての話」です。】【この記事は、単にわたしの気にかかっていることを書き出したもので、読者のみなさんにも気にかけ…

わたしの改憲論

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 0 - 【このブログのような場で政治に関する主張をすることには、迷いがある。わたしのブログの多くの記事の主題は、学術に関するものだ。わたしの政治的主張にあきれたり反発したり…

学術研究に観察者を入れること

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 学術研究がどのようにおこなわれているかは、学術研究にかかわっていない人にはわかりにくい。学術研究にかかわっていても専門外の人の場合も、届く情報が少なく、自分の専門分…

氏名の順序をひっくりかえすのか、ひっくりかえさないのか

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 日本人が名まえをローマ字で書くとき、氏名[この用語については2節参照]の順序をどうするか、また、family name [2節参照]を全部大文字にするのがよいか、ということが、話題に…

英雌

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - 2015年12月はじめごろ、「英雄」ということばを使おうとして、ふと、「雄」という字が気になった。 - 2 - 「英雄」は西洋のことばの hero に対応する意味で使われることも多い…

古い情報はどのような形で持続させたらよいのか

IT

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】 - 1 - ほんの(?) 20年前、世界の、(どんな人にとってかによって事情が違うだろうが、たとえば地球物理学者にとって)重要な、(機械計測や計算結果でなく)人が記録した情報の大部分は、…

時代劇で話される言語には妥協が必要

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】わたしは自分ではテレビドラマや映画をあまり見ない。しかし、ネット上の会話で、ドラマが話題になっていると、関心をもつことがある。ドラマ自体には好意的ながら、登場人物の使うこ…