このブログには、科学の歴史に関する話題をときどき書いている。
地球科学、そのうちでも気象学のdisciplineの中にいた立場から、その学問がどのように発達してきたかについて書くことが多い。「学説史」と呼べそうなものもあるが、学問の道具や人の組織・制度の発達に関することもある。
科学史の専門家の著作や講演の紹介や感想を書くこともある。対象は自然科学のことが多いが、人文学・社会科学のこともある。そうすると「科学史」はあまり適切な表現ではないかもしれないが、「学問史」や「学術史」は熟語になっていない気がするし、intellectual historyに対応するよい日本語がないように思う。
そういうものを大まかにくくって、このブログの「カテゴリー」をたてることにする。一定した記述態度によるシリーズではなく、さまざまな記述態度の記事がまざったものだ。カテゴリー名は、単語ではなく短い文字列として、「学史」とすることにした。
学問の歴史という観点からもほかの観点からも読める記事については、このカテゴリーに入れるかどうかは、気まぐれになる。
