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関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (不定期 27) 7都県の 2022-07-08 まで1週間の新規陽性者数

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関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、最近1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。

2022年2月4日から、対象を関東7都県全体にした。ただし、埼玉、東京、神奈川は、累積人数の1週まえとの差にもとづいているので、過去の累積人数の修正があると誤差としてきいてくる。(記事表題を「不定期」として、新規陽性者数がすくなくなったら休もうと思ったのだが、なかなかへらないので、定期的に毎週出すことになってしまった。)

階級わけ・色わけは、まえの時期に決めたまま、なるべく変えず、数値の範囲がひろがってしまったときだけあたらしい階級を追加してきたので、いまの数値を見るためには不適切なところがある。しかし残念ながら過去にさかのぼって図をつくりなおす時間がとれそうもないので、このようにしている。

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2022年7月8日 (金) までの1週間の値にもとづく分布地図を、一覧表の 2022-07-08 の行にいれた。

ただし、千葉県は、県が市町村別の人口あたりの1週間の新規陽性者数の表を発表するのが平日だけなので、暫定的に 7月7日 (木) までの1週間の人数をつかった。

計算の方法は、「不定期 5」の記事に書いたとおりである。

  • 左端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人)
  • 右から2番め: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の平方根 で わったもの
  • 右端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の3乗根 で わったもの

である。

新規陽性者数は、1週間まえ (2022-07-01) から 約 2倍にふえた。とくに、東京都 港区、目黒区で 400人/十万人 をこえ、23区全部とそれにとなりあう全部の市をふくむ多摩地区の複数の市、神奈川県 川崎市、埼玉県 さいたま市 をふくむ複数の市町村で、200人/十万人をこえている。

人口あたりの新規陽性者数を人口密度の3乗根でわったものは、ほとんどが この図の 3~30の階級 にはいっているが、そのうち 10~30 の階級になっているところには、東京都23区の足立区以外、川崎市、さいたま市など、人口密度の高い市区町村がふくまれている。

「不定期 18」の回から、横軸に人口密度、縦軸に人口あたりの新規陽性者数をとって散布図をつくってみている。およそ人口密度の3乗根に比例する左下がりの点群と、その上に個別にとびだしたいくつかの点 (東京都 港区 453 人/十万人、 目黒区 434、埼玉県 戸田市 307、伊奈町 353、久喜市 337、千葉県 長柄町 310、など) があるようにみえる。