- 1 -
関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、最近1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。
2022年2月4日から、対象を関東7都県全体にした。ただし、埼玉、東京、神奈川は、累積人数の1週まえとの差にもとづいているので、過去の累積人数の修正があると誤差としてきいてくる。(記事表題を「不定期」としたのだが、定期的に毎週になってしまった。)
- 2022-02-04 [2022-02-05 (不定期 5)]
- 2022-02-11 [2022-02-13 (不定期 6)]
- 2022-02-18 [2022-02-19 (不定期 7)]
- 2022-02-25 [2022-02-26 (不定期 8)]
- 2022-03-04 [2022-03-05 (不定期 9)]
- 2022-03-11 [2022-03-13 (不定期 10)]
- 2022-03-18 [2022-03-19 (不定期 11)]
階級わけ・色わけは、まえの時期に決めたまま、なるべく変えず、数値の範囲がひろがってしまったときだけあたらしい階級を追加してきたので、いまの数値を見るためには不適切なところがある。しかし残念ながら過去にさかのぼって図をつくりなおす時間がとれそうもないので、このようにしている。
- 2 -
2022年3月25日 (金) までの1週間の値にもとづく分布地図を、一覧表の 2022-03-25 の行にいれた。
ただし、千葉県は、県が市町村別の人口あたりの1週間の新規陽性者数の表を発表するのが平日だけになったので、暫定的に、3月26日(土) 夜の時点で最新のデータである、3月24日(木) までの1週間の人数をつかった。28日 (月) の夕方に、25日 (金) までの値で作図しなおした (その時点で公開された情報には 27日(日) までの値がふくまれているが、ここでは 25日までにそろえた。)
計算の方法は、「不定期 5」の記事に書いたとおりである。
- 左端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人)
- 右から2番め: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の平方根 で わったもの
- 右端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の3乗根 で わったもの
である。
新規陽性者数は、大まかには1週間まえと同様だが、多くのところで、いくらか減る傾向がある。800人/十万人以上の階級の市町村はなくなった。400人/十万人以上のところは、茨城県南西部に多い (西から、境町、常総市、つくばみらい市、つくば市、阿見町、稲敷市。そのうち実人数で最大は つくば市の 1030人)。また、埼玉県南部にもある (西から、狭山市、ふじみ野市、和光市、戸田市)。
人口あたりの新規陽性者数を人口密度の3乗根でわったものは、関東地方のほとんどの市町村で、この図の 10~100 の階級にはいっている。前の週よりも全体に値がやや小さくなったので、10未満 (黄色) のところがいくらかふえているが、とくに規則性はなさそうだ。