macroscope

( はてなダイアリーから移動しました)

(メモ) この嵐は地球温暖化のせいなのか?

アメリカのたつまき(tornadoes)による災害について「このように激しくなったのは地球温暖化のせいだ」という表現が適切かどうかについて論争がある。わたしはMichael Tobisさんの個人ブログの記事Spinning Tornadoes (4月30日)で知った。ものごとがわかっている人の間では事実認識の違いはあまり大きくない。特にたつまきについて話題になることは少なかったが、台風などによるものを含む暴風雨(嵐)についての議論は10年くらい前からたびたびある。わたしが前に「この大雨は地球温暖化のせいなのか?」というウェブ記事として書いたように、個別の嵐と気候変化との因果関係は永久にわからないが、多数の嵐の統計と気候変化との因果関係は科学的に論じることができる。ただ、これを一般の人にどう説明するのが適当かについて、科学者やジャーナリストの間で、お互いに受け入れることができないほどの意見の対立が生じてしまっている。