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新型コロナウイルス患者の東京・埼玉・千葉・神奈川の市区町村別分布を見る (13) (8月28日まで)

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも明示しません。】

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東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県がそれぞれ発表した、市区町村別 (神奈川県は保健所管轄区域別) の新型コロナウイルス陽性患者数 (累積人数) を、市区町村別の地図の形で表示してみている。

その後、はじめは1週間ごと、ちかごろは2週間または3週間ごとに更新している。

ここでは、(12)の2週間後の8月28日までの人数で作図しなおしてみた。

患者数のデータ源は(1)..(12)の記事と同様である。ただし、

  • 東京都は「第732報」(8月29日)の「別紙」 20200829.pdf。
  • 埼玉県は「埼玉県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況 (2020/08/28 18:15)」 jokyo20200828.csv 。
  • 千葉県は千葉日報のサイトから8月29日14時にダウンロードした covid_200828.jpg (内容は28日20時現在)。
  • 神奈川県は8月29日14時にダウンロードした patient.csv、内容の最後の日付は2020-08-28。

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市区町村別の陽性患者数(人口あたりではない)を記号(赤いまる)の数であらわす。(2)の記事の2番めの図、(3)..(12)の記事の最初の図と同様のものである。記号は市区町村の代表位置(市役所など)の付近にしめされる。神奈川県の保健所管轄区域ごとの人数は、保健所のある市の代表位置にまとめてある。患者数が10未満のところは表示されていない。(東京都23区は全体として人数が多いということしかわからなくなった。)
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陽性患者数を人口(2020年3月1日現在の各都道府県推計値)でわったものの分布。(1) から毎回しめしている表現方法である。神奈川県は保健所管轄区域内の市町村を同じ色でぬっている。分布の特徴は(12)までとかわっていないのだが、累積なので当然ながら、全体に人数がふえている。(1)から(12)までは色と人数の対応を変えなかったが、今回は、色のつけかたをかえて、値の大きいところを紫色にした。
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千葉県東庄町(566人)は実人数75人、埼玉県東秩父村(77.1人)は実人数2人、で、人口が少ないので人口あたりの値が大きくなったが、地理的分布にとっては例外とみられる。

東京都23区はいずれも90人以上となっているが、150人以上のところをあげると、
新宿区(687.5人)、港区(380.8人)、渋谷区(337.2人)、中野区(267.3人)、中央区(227.2人)、目黒区(225.9人)、豊島区(211.2人)、台東区(214.8人)、品川区(186.3人)、千代田区(184.6人)、世田谷区(177.9人)、文京区(159.7人)がある。

東京都23区以外で70人以上のところをあげると、東京都多摩地域では西東京市(88.3人)、狛江市(83.5人)、三鷹市(79.5人)、小金井市(77.1人)、府中市(76.0人)、武蔵野市(74.1人)、埼玉県では所沢市(89.7人)、白岡市(82.7人)、蕨市(72.1人)、千葉県では浦安市(92.8人)、佐倉市(78.0人)、神奈川県では川崎市(71.2人)である。このほかに60人台のところがいくつもある。

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人口あたりの陽性患者数と 人口密度との関連について、[2020-08-06の記事][2020-08-09の記事]でいくらか論じた。

人口密度(2020年3月の各都道府県推計の人口による)の図は2020-08-06の記事にあるので、そちらを見ていただきたい。

- 4a -
市区町村の面積あたりの陽性患者数を分布を見る。人口密度と同様に表現すれば「陽性患者数密度」といえるかもしれない。
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わたしが読みとれた分布の特徴は、2020-08-06の記事にのせた図(2020-07-29までの値による)とかわっていない。値は、(千葉県東庄町などを例外として) 東京の都心部で大きく、東京から離れるほど小さくなっている。

- 4c (4bは欠番にしておく) -
人口あたり陽性患者数(人/十万人)を、人口密度(人/km2)の平方根でわったものの分布をみる。(数量としてはわけがわからないものになるが、人口密度という要因の効果をうちけしてみるための試行錯誤のひとつである。)
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周辺部の人口密度の小さいところでは数値があばれる。とくに、東京都 檜原村では、今回、1人の陽性患者が出たのだが、この図に表示される数値は 11.7 になった。

人口密度がある程度以上大きいところにかぎってみると、東京都新宿区(数値は5.0)と港区(3.4)は数値が3をこえて黄色で表示されているが、そのほか大部分の市町村が、表示された数値で 0.3 ~ 3 のあいだにおさまっており、さらにそのうち多くが、0.3 ~ 1 のあいだにおさまっている。人口密度への比例よりよわい依存性と、東京の中心部の特殊性のほかは、とくに明確な地理的特徴はないように思われる。

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作図に使った GIS (地理情報システム) ソフトウェア「MANDARA 10」については、別ブログの読書メモをごらんいただきたい。

  • 谷 謙二, 2018: (フリーGISソフト) MANDARA 10 入門 — かんたん! オリジナル地図を作ろう。古今書院, 122 pp. ISBN 978-4-7722-8118-8. [読書メモ]