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朝鮮人民に連帯するために ...

北朝鮮の人々の人権がわれわれ自身の人権と同様にまもられてほしいという気持ちをもって、北朝鮮の政権に要求したいことをあげれば、まず「自国民が外国に出ること、そして帰ることの自由を認めよ」と言いたい。

しかし、そうすると、北朝鮮の経済状況が根本的に変わらないかぎり、北朝鮮から出て別の国に定住しようとする人が多くなるだろう。日本はおそらく百万人規模の人を受け入れることが道義的に当然と(世界から)みなされるだろう。彼らを日本国民の負担で養うわけにはいかず、彼ら自身にも働いていただかなければならない。しかし、それによって日本国民の失業がふえるのも困る。日本人として北朝鮮の人権状況を改善したいと思えば、自国の政府の労働政策を動かさなければならないようだ。

災害自体は残念なことだが、いま日本には災害復興のための公共事業の需要がある。もっと長期的には、森林をはじめとする天然資源を持続性を高めながら利用していく仕事がむくわれるようにしていく必要がある。日本の国土保全は日本の人が主体となることだが、朝鮮の人にも、将来は朝鮮に帰ってその国土保全のために働くことを考えながら参加してもらうのがよいと思う。

もちろん、林業や土木工事の現場作業をさげすむ発想を排さなければならない。