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関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (再編成後 6) 6都県の1週間の新規陽性者数 2022-09-16 まで

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関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、2021年7月23日から毎週の金曜日までの1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。

つかったデータや、どのような図をつくったかについては、つぎの記事を参照していただきたい。

ここでつかったデータは都道府県が把握した陽性者数なので、実際の陽性者数の特徴に、都道府県の把握能力の特徴がまざってあらわれている可能性がある。また、居住地の市町村ごとにまとめること、地図上に表示することなどについて、いろいろな疑問がある。 つぎの記事に、それまでに考えたことをに書きだしておいた。

茨城県が、市町村別の陽性者数を、2022年9月2日を最後に、最近1週間の数としても、累積の数としても、発表しなくなった。ウェブページに発表しないだけでなく、調査項目からはずしたのかもしれない。感染の状況を知りたいたちばからは残念なことだが、感染症に対処する人の労働を節約するために必要なことなのかもしれない。わたしの集計のうえでは、前回 (2022-09-09 までの陽性者数) から 茨城県は欠損である。ブログ記事の表題の「7都県」も今回から「6都県」とする。

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2022年9月16日までの1週間の陽性者数の情報を、一覧表の 2022-09-16 の行として追加した。

人口あたりの陽性者数は、1週間まえよりもさらにいくらかへった。人口のすくないところで大小両方の異常値が出るのを別とすれば、ほとんどの市町村で 200~400 または 400~800 人/十万人の 階級にふくまれているが、このうち 200~400 のほうが多くなった。例外的に、人口のすくない 神奈川県 清川村 (新規陽性者数 47人) と 埼玉県 長瀞町 (同 86人) で、人口あたりの新規陽性者数 1000人/十万人をこえる値が出ている。

人口あたりの陽性者数 の 人口密度依存性はみとめられないので、人口あたりの陽性者数を人口密度の平方根や3乗根や4乗根でわった図をつくることは、ひきつづき、省略する。

人口あたりの陽性者数 と 人口密度 との散布図では、人口密度のわりあい小さいところの人口あたりの陽性者数のばらつきが大きくなった。ただしこれは対数目盛りのもとで値が小さいほうにうつってきたことによる見かけの変化かもしれない。また、人口密度の大きい東京都23区の人口あたりの陽性者数が小さめになったようだ。(実際にそこで感染者がへったのならよろこばしいことだが、行政が感染者の数をつかむわりあいがへった可能性もあると思う。)