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関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (再編成後 2) 7都県の1週間の新規陽性者数 2022-08-19 まで

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関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、2021年7月23日から毎週の金曜日までの1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。

つかったデータや、どのような図をつくったかについては、つぎの記事を参照していただきたい。

ここでつかったデータは都道府県が把握した陽性者数なので、実際の陽性者数の特徴に、都道府県の把握能力の特徴がまざってあらわれている可能性がある。また、居住地の市町村ごとにまとめること、地図上に表示することなどについて、いろいろな疑問がある。 つぎの記事に、それまでに考えたことをに書きだしておいた。

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2022年8月19日までの1週間の陽性者数の情報を、一覧表の 2022-08-19 の行として追加した。

人口あたりの陽性者数は、人口がすくない市町村にあらわれがちな大小両方の異常値を別にすると、400~800 人/十万人と、800~1600人/十万人の 2つの階級にふくまれている。1週間まえにくらべて、そのうち小さいほうの 400~800 の市町村がふえており、全般に陽性者数がやや減ったとみられる。ただし東京都は、人口がすくない檜原村をのぞいて全市区町村が800~1600の階級にある。

人口あたりの陽性者数 の 人口密度依存性は、いくらかあるが、1週間まえよりもさらに弱くなったようだ。人口あたりの陽性者数を人口密度の平方根や3乗根でわったのでは、人口密度の高い都市域のほうが値が大きくなってしまう。4乗根でわると、人口のすくない市町村をのぞいて、どこもほぼ同様な値だが、やや人口密度の高いところのほうが値が小さいようだ。人口密度依存性は人口密度の4乗根に比例よりも少し弱くなったといえると思う。