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2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「ファンディングプログラムの運営に資する科学計量学」第2回ワークショップより

2月18日、「ファンディングプログラムの運営に資する科学計量学」という研究プロジェクトの第2回ワークショップに出席した。プロジェクトのウェブサイトhttp://scmfp.blogspot.com/ に、1月10日に予告記事が、2月20日に各講演のプレゼンテーションファイルへ…

ついったー語の観察覚え書き

わたしは、ついったー語がまだ話せないが、2011年末以来、ときどき聞いている。そのうちで、日本語との違いと思われることを書きとめておく。ただし、まだ少ない例数からの推測なのでまちがっているかもしれない。この記事はわたしの認識があらたまるごとに…

経済成長を政策目標からはずすべきだ

国民のみなさん、とくに与党・野党を含めた政治家のみなさんに訴えたい。これまでおよそ1世紀にわたって、政策の目標として、経済成長、もう少し具体的には「実質GDP」で代表される経済の規模の拡大が、ほかの何よりも重要とされてきた。しかし、もはやその…

中川さんの本と中川さんの本の間のトランスサイエンス

科学の問題として問うことはできるが、科学だけでは答えられない問題がある。そういうものを1972年にAlvin Weinbergがtrans-scienceと呼んだ [読書メモ]。Weinbergが取り組んでいた課題は原子炉であり、trans-scienceの例題のひとつは原子炉の安全装置の同時…

原子力規制庁の発足はまず制度設計をよく考えて

2011年8月20日の記事「原子力安全庁に暖かい応援を」を書いたときには、日本の原子力の安全確保に関する行政体制は「原子力安全庁」となることが決まったと思っていた。ところが1月下旬、民主党が名まえを「原子力規制庁」とすることにした、という報道があ…