macroscope

( はてなダイアリーから移動しました)

ついったー語の観察覚え書き

わたしは、ついったー語がまだ話せないが、2011年末以来、ときどき聞いている。そのうちで、日本語との違いと思われることを書きとめておく。ただし、まだ少ない例数からの推測なのでまちがっているかもしれない。この記事はわたしの認識があらたまるごとに書きかえる予定。ブログの履歴を詳しく残さないことをあらかじめおことわりしておく。

  • なう (now)、だん (done) ... 英語起源の外来語にちがいないが、日本語には見られないようだ。Twitter語からついったー語に直接来たものか。
  • 乙です ... 「風流です」のような意味の「おつです」ではない。日本語の話しことばの省略形が先にあったのか? 2ちゃんねる語(未確認)からきたか? ともかく、字数制限がある場なので定着したようだ。
  • ノ ... 応答として使われるが、英語やスペイン語の「No」ではない。音を表現した文字ではなく図形らしい。
  • つ ... これも(1文字だけで使われるときは) 表音文字ではなく表意文字(象形文字?)だという説明を読んだ。しかし、まだ確信がもてない。(説明が冗談または誤解にもとづくものである可能性はないか? 複数の起源があるのではないか?)
  • w (文末) ... wの音で読んでみると気持ちの悪い会話になるが、そう読むべきではないらしい。2ちゃんねる語にもある。それ以前のパソコン通信語にもあったのかもしれない。日本語の書きことばでは「(わ)」のような形で実際は「わ」の代わりにある漢字がはいるところだろう。
  • 脱字、重複、漢字誤変換などの書きまちがいが訂正されないままのもの多数。訂正を送るとおおぜいの注意を必要以上にひくので、意味が通じれば訂正しないのがマナーにかなっているのだろう。
    • 例、「意義ありません是非やりましょう。」 これは、ついったー語特有の表現ではなく、「異議あり/なし」という慣用表現が「意義」とともに生き残っている日本語の文字依存性の問題があらわれたもの。(追って「わたしが出会った問題な日本語」に追加予定。)
  • 書きまちがいに由来するか、あるいは発音のなまりに由来すると思われる、日本語では標準的でない語形が、ついったー語(のある文脈)では正しい語形として使われているらしいことがある。
    • 例、「みますた。」 ... 書いているうちに予定から実行済みに変わったことを表現しているのか? 屈折(語尾変化)を最小限にする方向への日本語の変化のあらわれか? あるいはお笑いかマンガか何かの登場人物の口ぶりをまねているのか?