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関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、最近1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。
2022年2月4日から、対象を関東7都県全体にした。ただし、埼玉、東京、神奈川は、累積人数の1週まえとの差にもとづいているので、過去の累積人数の修正があると誤差としてきいてくる。さらに今回、2021年 12月 31日と 2022年1月 7, 14, 21, 28日について、2月4日と同じ方法で埼玉の値を計算しなおし、東京、神奈川をふくめて、図をつくりなおした。
(記事表題を「不定期」として、新規陽性者数がすくなくなったら休もうと思ったのだが、なかなかへらないので、定期的に毎週出すことになってしまった。)
階級わけ・色わけは、まえの時期に決めたまま、なるべく変えず、数値の範囲がひろがってしまったときだけあたらしい階級を追加してきたので、いまの数値を見るためには不適切なところがある。しかし残念ながら過去にさかのぼって図をつくりなおす時間がとれそうもないので、このようにしている。
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2022年8月5日 (金) までの1週間の値にもとづく分布地図を、一覧表の 2022-08-05 の行にいれた。千葉県も 5日 (金) の値である。
計算の方法は、[不定期 5 (2022-02-05)]の記事に書いたとおりである。
- 左端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人)
- 右から2番め: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の平方根 で わったもの
- 右端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の3乗根 で わったもの
である。
新規陽性者数は、1週間まえ (2022-07-29) から、少しふえている。わたしの図の色わけの印象のせいもあるかもしれないが、2022-07-22 から 2022-07-29 の増加が 埼玉、東京、千葉、神奈川で大きかったのに対して、2022-07-29 から 2022-08-05 の増加は茨城県で大きかったようである。
最大は神奈川県清川村の 2726人/十万人だが、これは人口 (2020年9月現在の値) 3045人に対して新規陽性者数 (正確には累積陽性者数の増加) 83人という特殊な状況である。(清川村はこれまで新規陽性者数 0 だった週も多い)。そのほか 1600人/十万人をこえているのは東京23区のうち 9つの区と埼玉県戸田市で、そのうちの最大は墨田区の 1822 人/十万人 である。
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横軸に人口密度、縦軸に人口あたりの新規陽性者数をとった散布図も [関東地方 市町村別 人口10万人あたりの新規陽性者数] の一覧表にふくめている。
点は大まかに左下がりの直線にのっているようにみえるが、直線の傾きからみて、人口あたりの新規陽性者数の人口密度への依存性は、人口密度の3乗根に比例よりも弱い。
そこで、人口あたりの新規陽性者数 (単位は 人/十万人) を、人口密度 (単位は 人/km2) の平方根、3乗根のほかに、4乗根でわった図もつくってみた。4乗根でわった値の分布図をみると、(清川村やそのほかの人口密度の低いところを例外として) ほとんどの市区町村が、図の数値で 100 ~ 300 の範囲にはいっている。現状の人口あたり新規陽性者数の人口密度依存性は、人口密度の4乗に比例といえるだろう。ただし、4という指数に必然性があるとはおもえない。人口密度に依存する要因と依存しない要因とがかさなりあった結果だろうとおもう。