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パソコンをめぐるある日の七ころび八起き

【この記事は まだ 書きかえることがあります。 どこをいつ書きかえたか、必ずしも示しません。】

【この記事は、単なる生活雑感で、専門的見解でもなければ、意見の主張でもありません。】

ある1日のうちに、「七ころび八起き」(実際の回数はその半分くらいか?)のような経験をした。

日本語の、「活字」(正確でないことを承知でこういう表現をしている)になった古文書がある。いまどき「活字」になっているものは、なんらかの計算機のようなもので処理された結果のはずだが、読者の手にはいるのは紙文書なのだ。テキストデータとして計算機で処理したいのだが、手作業ではてまがかかりすぎる。OCRでいけるだろうか。手持ちのソフトウェアでためしてみよう。

文字の読み取り精度はかなりいい。しかし、もともと横書き用で作られたソフトウェアだったせいか、縦書き文書のうちの順序がめちゃくちゃだ。そして、文字認識のまえにレイアウト認識を修正しようとすると、てまがかかりすぎる。

買いかえよう。店に行く。パッケージの外側の記述で選ぶのは賭けのようなものだけれど、一見よさそうなものが安く買えた。

帰ってきて、ノートパソコンにインストールしようとすると、途中から進まない。これは「アップグレード用」だったので、旧版を持っていないとだめなのだ。値段が製品版の半額ぐらいだったのは、そういうわけだったのだ。買い物に失敗した。アップグレード用があることは想像の範囲内だったのに、シールを見落とすとは、わたしのパソコン関連買い物能力も、おとろえたものだ。

いや、うちのスキャナ兼用プリンタに付属していたのが、それの「旧版」に該当するようだ。ソフトウェアをまた買いかえる必要はないかもしれない。

しかし付属していたCD-ROMを、捨てはしなかったはずだが、どこにしまったのかわからなくなってしまった。家じゅうさがす時間はない。あきらめるか。

家のデスクトップパソコンに、スキャナドライバーソフトウェアを入れたとき、いっしょについていたソフトウェアも入れたかもしれない。

デスクトップパソコンを起動して見てみると、確かにOCRもインストールされていた。起動したおぼえはないのだが。このマシンにならば、アップグレード用のCDでインストールできる。

インストールできて、動作した。レイアウトの自動認識には不満があるが、修正はむずかしくないので、文書のページごとに修正する覚悟さえあれば、実用になりそうだ。