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関東地方の各都県が発表した新型コロナウイルスの陽性者数のうち、最近1週間の新規陽性者数を、市区町村別 (ただし区は東京都の特別区だけ、群馬県は保健所管轄区域ごと) に、人口あたりにして、地図上に表示してみている。これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。その図を発表したブログ記事があるばあいは、そこへのリンクをいれている。
2022年2月4日から、対象を関東7都県全体にした。ただし、埼玉、東京、神奈川は、累積人数の1週まえとの差にもとづいているので、過去の累積人数の修正があると誤差としてきいてくる。(記事表題を「不定期」として、新規陽性者数がすくなくなったら休もうと思ったのだが、なかなかへらないので、定期的に毎週出すことになってしまった。)
階級わけ・色わけは、まえの時期に決めたまま、なるべく変えず、数値の範囲がひろがってしまったときだけあたらしい階級を追加してきたので、いまの数値を見るためには不適切なところがある。しかし残念ながら過去にさかのぼって図をつくりなおす時間がとれそうもないので、このようにしている。
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2022年7月22日 (金) までの1週間の値にもとづく分布地図を、一覧表の 2022-07-22 の行にいれた。
ただし、千葉県は、暫定的に、2022年7月23日 (土)の19時現在、県のウェブサイトで公開されている最新の 7月20日 (水) まで の1週間の人数をつかった。このブログでの前の週からの間隔は 6日である。
計算の方法は、[不定期 5 (2022-02-05)]の記事に書いたとおりである。
- 左端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人)
- 右から2番め: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の平方根 で わったもの
- 右端: 人口あたりの1週間の新規陽性者数 (人/十万人) を、人口密度 (人/km2) の3乗根 で わったもの
である。
新規陽性者数は、1週間まえ (2022-07-15) から 約 2倍にふえた。とくに、東京都の 23区とその西に接する各市、神奈川県 川崎市で 800人/十万人 をこえた。最大は 文京区の 1337人/十万人である。このほかにも 800人/十万人をこえている市町村がいくつかあるが、分母となる人口が小さいのでたまたま人口あたりの値が大きくなったと考えられる。
人口あたりの新規陽性者数を人口密度の3乗根でわったものは、ほとんどがこの図の 30~100の階級 にはいっている。
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横軸に人口密度、縦軸に人口あたりの新規陽性者数をとった散布図も [関東地方 市町村別 人口10万人あたりの新規陽性者数] の一覧表にふくめている。【散布図の縦軸の範囲が、1 ~ 1000 人/十万人 であったり、10 ~ 10000 であったり、不ぞろいだが、いまのところ統一していないので、図を見る際には縦軸の目盛りに注意していただきたい。】
新規感染者がおおかった時期のうちでも、2022年4月には人口密度との関係がよわかったが、2022年7月には (これまでのところ) 人口密度との明確な関係がみられる。流行の要因にちがいがあったのだろうと思う。