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関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (別5) 2021年8月20日までの1週間の人数

関東地方で、市町村別の直近1週間にあたらしく確認された新型コロナウイルス陽性患者数 (またはその人口あたりの数) を発表している、茨城、栃木、群馬、千葉県 (ただし群馬県は市町村別よりもおおまかな保健所管轄区域別) について、人口あたりにして地図上に表示してみている。

につづいて、今回は 8月20日までの数値をしめす。情報源は (2) (3) (4) と同様である。

8月20日までの人数の図はつぎのようになった。階級分け・色分けは (3) (4) と 同じである。1週間まえからふえているところが多い。

図を見た印象はわたしがたまたまつかった階級わけ・色わけのせいもあると思うが、今回は、千葉県の大部分の市町村の値が 100~200 人/十万人のあいだになった。200 をこえているのは東京都に接した浦安市と市川市である。太平洋岸の市町村では値が小さいところもあるが、個別に大きな値になっているところもある (分母となる人口がすくないところは数値があばれやすい)。1週間まえに200をこえていた千葉県 一宮町 (オリンピックでサーフィン会場となったところ) の値は 68 まで下がった。

北関東では県境にあまり関係なく人口密度の高いところを中心に値が大きくなっているようである。茨城県の南西部で栃木県と接したところで小さな値 (5人/十万人 弱) がみられるのは八千代町で、分母となる人口が小さいので、空間的特徴と見ないほうがよいと思う。
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埼玉・東京・神奈川をいっしょに見るのに適したデータがないのは残念だ。

とくに埼玉県について思うことをのべる。

埼玉県のウェブサイトの
健康・福祉 > 医療 > 感染症対策 > 感染確認状況や関連情報 > 新型コロナウイルス感染症の県内の発生状況
のページ https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/covid19/jokyo.html
には、類似の情報が、市町村別にぬりわけられた地図の形でしめされている。

ただし、累積人数と、直近2週間の人数は、地図の市町村のところが、市町村別の人数そのものの大小によってぬりわけられている。この表現方法は、人口の多い市町村ほど値が大きくなりがちであり、もし市町村を統合・分割して表示しなおすとそのあたりの色がかわってしまうので、うまくないと思う。

それにくわえて、直近1週間の人口あたりの感染者数が表示されるようになっている。この変数はわたしがこのブログ記事でしめしているものと共通だ。気づいたかぎりのものを わたしの個人ウェブサイトの[埼玉県 市町村別 人口10万人あたりの新規陽性者数] のページにまとめておいた。ただし埼玉県によるこの項目は、1週間に1回の改訂で、わたしの図とは集計期間が一致しない。また、階級わけがおおまかだった (最近変更されている)。

県の広報として感染者の分布を地図の形でしめすことにも意味がある。また、人数の値をこまかく出すことには、感染者の関係者個人への批判になるおそれがあるとか、数値のこまかい変更への説明をもとめられてもこたえきれない (人員がいない) とか、消極的になる理由があるのかもしれない。しかしわたしは、地図で出している数値の数字ぐらいは、県のウェブサイトから公開してほしいと思う。

今回の記事に直結する話題ではないが、2020年の感染のはじまりからの累積の市町村別の人数については、
「埼玉県 新型コロナウイルス感染症対策サイト(非公式)」 https://saitama.stopcovid19.jp/
の「陽性患者数 (市町村別)」のところで、数字の形で発表されていた。ところが、その更新が、2021年8月1日で止まっている。これは、県が、それまで 「埼玉県オープンデータポータルサイト」の中で「【埼玉県】新型コロナウイルス感染症の発生状況 」の CSV データ (2020年2月からの感染者1人ごとに1行で、居住地市町村名をふくんでいた) を公開していたのを、8月1日から、別のサイトに移動するとともにデータの構成を変更した (新規の感染者だけにしたらしい) からだ。 2020年2月からの埼玉県の感染者は5万人をこえており、5万行のCSVファイルをつかいこなせる人はあまりいないだろうから、情報提供のしかたを変えるべきだという判断はわかる。しかし、それならば、しかるべき統計値のファイルを公開してほしいと思う。