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新型コロナウイルス患者の東京都の市区町村別分布を見る (19) 2021年3月5日までの累積人数と入院・療養中の人数

【[お知らせ (2021-04-06)] この記事にあった図 (地図) は、他の時点の同様な図といっしょに、個人ウェブサイトの[新型コロナウイルス患者の東京都 (区部・多摩) の市区町村別分布を見る: 入院・療養中の人数の概算値] のページにまとめました。一覧表形式にしたうちの「2021-03-05」の行を見てください。このブログ記事には図のあったところに「図1」「図2」という文字を置きました。】

都道府県が出している新型コロナウイルス患者の市区町村別の人数は、2020年2月ごろからの累計値がおもである。東京都のばあいは、その内の数として、すでに退院または死亡した人数をしめしている、それをひくと、正確ではないが、入院・療養中の人数の概算値がえられる。このブログでは、2020年11月20日からの毎週金曜日の数値(土曜日の夜おそく発表される) を見てきた。説明はつぎの最初にあげる [(4) 2020-11-25の記事]を見ていただきたい。島部 (伊豆諸島・小笠原諸島) については、無視するつもりはないが、あわせて地図にしめすのがむずかしいので、省略している。

今回は (東京都3月6日発表による) 2021年3月5日までの患者数に更新した。数値の階級わけや色わけは、[(4) 2020-11-25の記事]を書いたときに たまたまつかったもののままで、あまりよく考えたものではないが、比較しやすくするために、わざとそのままにしてある。

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人口あたりの陽性患者数(3月5日までの累計値)。累計値なので当然ながら、前回までの値と基本的な分布は変わらない。1週間前から階級別の色わけが変わったところは、十万人あたり800人以上になったところが墨田区、400人以上になったところが八王子市、日野市、国分寺市である。
[図1]

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人口あたりの陽性患者数 (3月5日の入院・療養中の人数の概算値)。1週間前よりは数値がへっているところが多い。数値が十万人あたり80人以上のところは 葛飾区 (82.8)、それにつぐのが青梅市 (55.7)、墨田区 (52.0)、日野市 (48.3) である。
[図2]

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各市区町村の入院・療養中の人数の概算値 (人口あたりではなく実人数) の時系列を別ページ[東京都 (区部・多摩) 市区町村別 入院・療養中の陽性患者数概算]にしめしているが、これも3月5日の数値を追加した。1週間前の2月26日からは数値がへっているところが多い。区部合計はおよそ2020年11月20日、多摩地区合計はおよそ12月11日のレベルにもどった。【ただし、東京都が現実の患者数をどれだけ確実に把握しているかという問題がある。】