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電車に乗りまちがえた

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも しめしません。】

【この記事は、個人的なおぼえがきです。学術的知識を提供するものでも、社会にむけて意見を主張するものでもありません。】

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同じ失敗を、ちょっとちがう場所でだが、3か月ほどのあいだに くりかえしてしまったので、反省の意味で書きとめておく。

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3か月ほどまえ、わたしは、のりかえ駅の M 駅から、Z 駅にむかっていた。電車にのってすわったら、いねむりしてしまった。目がさめて時間をみたら、Z につくはずのころだった。のりこしていないか心配になってまわりを見ると、電車は Z にちかづいてもおらず、なんと、M にむかってもどっていた。Z に行くためならば Y 行きにのるべきだったのだが、わたしは S 行きにのってしまい、電車は終点の S で折りかえしていたのだった。M でおりて、あらためて電車で Z に行くことはできたのだが、30分ほど損をした。

なぜこうなったかはわかった。M駅のプラットホームには、電車ふたつぶんの行きさき表示が出る。このとき、さきにくる電車が S 行き、つぎが Y 行きだった。Z をとおるのは Y 行きなので、わたしは電車をひとつ見おくって ふたつめに乗るべきであり、そうすると意志をかためたはずだった。ところが、S 行きの電車がきたとき、わたしはさきほどの判断をわすれて、のってしまったのだった。

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今週、別の駅から、T駅にむかっていた。しかし、気がつくと、のった電車は T よりも手まえの K 駅で終点になって折りかえそうとしていた。こんどは、折りかえすまえに気づいたし、K 駅は T にむかう路線上にあったから、まえのときほどひどいことにはならなかったが、15分ほど損をした。こんども、K 行きを見おくるという判断をしたはずなのに、来たものにのってしまったのだった。

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わたしがこのような失敗をしやすいのは、〈プラットホームに行けばそこにくる電車は1種類であり、最初に来た電車にのればよい〉という状況に慣れてしまったからだ。高校生のとき通学につかっていた電車がそうだった。(その路線は、かつては急行と各駅停車があったのだが、あるときの経営者の判断で、全部各駅停車にして頻度をふやすようなダイヤ改正をしたのだった。) 大学生のときのうち電車通学をしていたときもそうだった。ちかごろも、自宅のもより駅からのる路線のひとつはそうだ (そのさき、のりかえると、さきほどのように複雑になるのだが)。

電車の行き先や停車駅の種類が複数ある状況を知らないわけではないから、その情報があたえられれば、たとえば、ふたつめの電車にのろう、という判断はできる。その場所が、自分がなれていない駅だと、わたしは、電車にのることを意識しつづけるから、失敗しにくい。なまじ、なれている駅だと、意識が別のものごとにむかってしまい、失敗しやすいのだ。

このようにことばで書いておくことによって、失敗をへらせるだろうか?