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2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いわゆるClimategate (クライメートゲート)とIPCCへの批判、渡辺正氏の「時評」続編について

2月22日の記事でふれた、渡辺正氏の「時評」の続編が出た。 渡辺 正, 2010: 続・Climategate 事件 -- 崩れゆくIPCC の温暖化神話。化学, 2010年5月号, 66 - 71. (雑誌のウェブサイトhttp://www.kagakudojin.co.jp/kagaku/ で読める。ただしFlashが必要。) 題…

IPCCに関する日本学術会議主催のシンポジウム

4月30日(金)に、日本学術会議(http://www.scj.go.jp )が主催し、日本学術会議講堂(東京、もより駅は千代田線の乃木坂)で、「IPCC(気候変動に関する政府間パネル)問題の検証と今後の科学の課題」というシンポジウムが開かれる。趣旨説明とプログラムは学術…

地球環境問題を「地球温暖化問題」のわくにはめるべきではない

地球環境問題は地球温暖化問題ばかりではない、と、わたしは前から思っている。しかし、わたしの個人的意見だけではじゅうぶんな力がない。それで1月24日の記事では元ニューヨーク・タイムズの科学記者のAndrew Revkin氏のことばを借りた。今度は、アメリカ…

公費による科学研究で作られたソフトウェアが公共の役にたつように

IT

2月6日に「科学者はプログラムやデータを公開するべきだ」とはどういうことか?として書いたことの一部を、もう少し論じる。データにもあてはまる面があるが、計算機用のソフトウェア(「プログラム」とも書く)をおもに考える。最近、気候変化研究に関して問題…