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カレンダーを買いに

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたかを必ずしも明示しません。】

【この記事は個人的な随想です。専門的知識の提供ではありません。多少の意見をのべてはいますが、意見を主張するための記事でもありません。】

年末の12月29日に、カレンダーを買いに行った。文房具屋や本屋でカレンダーを売っているところをいくつかまわった。

こちらが買いに行く日の事情が毎年ちがうので公平な比較ができないが、3年ほどまえにくらべて売られているカレンダーの多様性がとぼしくなったような気がする。推測だが、2020年、2021年と、政府がオリンピックがらみであらっぽく祝日を変えたので、それに適応できないメーカーが脱落しただろうと思う。また、オンライン技術が発達するなかで、紙のカレンダーの需要がどれだけあるか予測して生産量をきめることがむずかしいだろうと思う。

売られているカレンダーのひとつの類型は、日付の数字がならんだ表 (これを「カレンダー本体」としておく) が主役のものだ。もうひとつの類型は、写真や絵が主役で、カレンダー本体は小さくなっているものだ。

わたしの目的は、予定を書きこんでおくことだから、カレンダー本体が主役の類型のうちだが、文字の下に空欄があいているものがほしかった。その条件をみたすものはたくさんある。ほぼ日付、曜日、祝日の情報だけが書かれ、絵や写真はついていないものだ。だが、それではおもしろくない。主でなく従としての絵や図案はあったほうがよい。

また、国の制度上の祝日のほかにも、それぞれの日がどんな日かの情報がいくらかほしい。ただし、それにはよりごのみがある。わたしにとって優先順位が高いのは、東洋の伝統のうち太陽暦の部分である、二十四節気だ。 七十二候までは要求しない。太陰暦の月日はあってもよいが必須ではない。「六曜」はほしくない。(冠婚葬祭業界の休日の情報が必要なときは別のものでしらべればよい。) まして、「三りんぼう」などの迷信としか思えないものはほしくない。記念日のたぐいはあってもよいが必須ではない。

見本が展示されて売られているもののうちに、二十四節気が書かれているものはあるが、それは「六曜」のあとにそれと同じ大きさの文字で書かれていて、見つけやすくなかった。

筒状になってプラスチックフィルムでつつまれたもののうちで、ラベルに「二十四節気」と書かれたものがあった。見本は見あたらず、どんなデザインのものか不安だった。(しかも、ラベルには「No. 2021」とも書かれていたので、2022年のカレンダーなのかも不安になってしまった。)

買ってあけてみたら、1年まえに買った2021年のカレンダーと同じデザインで2022年の、「稜いっぺい画集 二十四節気」だった。(表紙の右上に小さく書かれた JCAL がメーカー名、 NA-147 がメーカーがつけたコード番号らしい。「No. 2021」はカレンダー自体にはなく、流通業者のコード番号らしい。)

カレンダー本体が紙面の大部分をしめて、日付の数字の下に書きこみ欄がある。「大寒」などの二十四節気の日だけ、数字の横に、その文字が大きく書かれている。カレンダー本体の上に、その月にふくまれたふたつの節気にちなんだ植物や風景などの絵がひとつずつかかれている。わたしの希望どおりだ。

よく見ると、日付の横に小さい字で、六曜、十二支、旧暦の日付、「三りんぼう」などが書いてある。小さい字なので、わたしがほしくない項目があってもあまり気にならない。なお、満月、新月、上弦、下弦の日には、月の図解が、これも小さくはいっている。これはうまい入れかただと思う (視力がじゅうぶんある人むけには、という限定がつくが)。

ただし、このカレンダーのデザインにも残念に感じるところがある。1か月は5週間よりも短いのだが、一定の曜日 (このカレンダーのばあいは日曜日) からはじまる週にわけると、6つの週にまたがることがある。カレンダー本体のしめる場所は5段ぶんしかない。2022年1月のばあい、23・24日のわくをそれぞれ上下に割って、下半分に30・31日をいれている。この4つの日については書きこみ欄がとてもせまい。(ほかのカレンダーでよく見る「23/30」「24/31」という形にされてしまうとどちらの日の予定かわからなくなるから、それよりはこのほうがだいぶましだが。) 書きこみ欄をふくむカレンダーは、月によってはカレンダー本体が6段をしめることを覚悟してデザインしてほしいと思う。

(実は、このカレンダーには下に余白がある。広告用につかわれることを想定しているのだろう。第6週の日付があるのは日曜日と月曜日にかぎられているから、火曜日以後の5日ぶんはかならずあく。広告への利用はそういう条件で考えていただけないだろうか?)