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関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (別2) 2021年7月30日までの1週間の人数

【まだ書きかえます。どこをいつ書きかえたか、かならずしも しめしません。】

関東地方で、市町村別の直近1週間にあたらしく確認された新型コロナウイルス陽性患者数 (またはその人口あたりの数) を発表している、茨城、栃木、群馬、千葉県 (ただし群馬県は市町村別よりもおおまかな保健所管轄区域別) について、人口あたりにして地図上に表示してみている。[2021-07-25 関東地方の市区町村別のCOVID陽性患者数 (別1) 2021年7月23日までの1週間の人数] で 7月23日までの1週間の数値をしめしたのにつづいて、今回は 7月30日までの数値をしめす。

情報源は1週間まえと同様である。ただし、茨城県は、「新型コロナウイルス感染症対策サイト(非公式) 」の https://ibaraki.stopcovid19.jp/ のうちの「陽性者数(市町村別)」の表に、各市町村の直近1週間の陽性者数の実人数を (人口1万人あたりの数値とともに) しめすようになった (そのかわり累積の人数が表示されなくなった) ので、ここでは実人数を採用し、2020年9月現在の県推定の人口でわってしめすことにした。データとして人口あたりの値をつかったのは千葉県だけとなった。

埼玉県は類似の図を県のウェブサイトに出しているが、期間がことなるのでいっしょにできなかった。[埼玉県 市町村別 人口10万人あたりの新規陽性者数]を見てほしい。

東京都は、市区町村別の累積の陽性者数と すでに退院・療養終了した人 (死亡した人をふくむ) の人数を発表しているので、わたしは、両者の差を、いま入院・療養中の人数の概算値として、1週間ごとに表と地図にした。[東京都(区部・多摩)、入院・療養中の陽性患者数 (概算)] のページを見てほしい。

[2022-01-01 変更] これまでにつくった図を、つぎのウェブページに、一覧表の形でまとめた。図の横に、その図を発表したブログ記事へのリンクをいれている。

7月30日までの人数の図を、上にのべたウェブページの表の「2021-07-30」の行にしめす。
数値は1週間まえよりもあきらかに大きくなっている。最大値は千葉県 一宮町 の 101 人/十万人である。これは分母の人口がわりあいちいさいので数値があばれたともいえるだろう。【[2021-08-10 補足] 一宮町はオリンピックのサーフィンの会場 (競技期間 7月25日~27日) であり、競技期間のすこしまえから人の出入りが多かったので、感染の機会が多くなっていただろう、という指摘があった。】しかし、人口の多い千葉市が 79 人/十万人 であり、市川市、浦安市、船橋市がいずれも 70 人/十万人 をこえているのは、ひとつの水準を代表していると思う。このデータの特徴を表現するのには階級わけをしなおしたほうがよいと思うが、1週間まえとの比較のために、わざと同じ階級わけ・色わけでしめしておく。

栃木県は県内のこれと同様な図を毎日更新しているが、ウェブページにいつも4週間ぶんの図を出している。毎週1回ダウンロードして [栃木県 市町村別 1週間ごとの新規感染者数] のページにまとめておいた。それをみると、どの市町村で値が大きいかは毎週入れかわりがある。1回のデータの図を見て、値の大きいところが感染リスクが高いと思いこむべきではない。おそらくほかの都道府県でも同様だろう。