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機会工学

「機会学会」という文字列を見かけたが、「機械学会」の誤変換だった。日本機械学会は実在するが、「機会学会」は実在しないらしい。しかし、いまどき、そういう学会があってもおかしくない。困ったことが起こる可能性に関する「リスク」の研究がさかんだけれど、うまくいく可能性に関する「機会」の研究もやるべきだろう。

実はわたしは、日本機械学会の次の大会に発表を申しこんでいる研究の共同発表者になっている。代表発表者が機械工学者であることはまちがいないのだが、発表内容は機械工学というよりも「機会工学」のほうがふさわしいかもしれない。「『日本はどういう種類の研究を推進すべきか』をどうやって決めようか」という話なのだ。「どういう研究の機会をつくるべきか」という話だとも言える。