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まじめに仮想的に考えた気候変化適応需要のシナリオ

まじめに仮想的に考えた気候変化適応需要のシナリオ。

2050年、国連食料農業機関(FAO)から日本政府への要請

地球温暖化に伴う海面上昇により、ガンジス・ブラマプトラデルタとメコンデルタで合わせて2千万人ぶんの食料(米)生産能力が失われる。

他方、シベリアでは温暖化によって2千万人ぶん以上の食料(小麦、ジャガイモ)生産能力がふえた。ただし実際の生産を行なう労働者が不足している。

シベリアの気候は温暖化したとはいえ、両デルタの稲作農民にとって適応困難である。しかし日本人ならば適応可能なはずだ。

日本は2千万人をシベリアに移住させ、その空間に両デルタからの移民を受け入れてほしい。

ロシア政府は移住者を受け入れる体制を整えている。

助言者からの補足情報

日本がこの要請になんの対応もしない場合、両デルタからの移住希望者が自発的に日本に押しかけ、日本の沿岸警備業務と入国管理業務をマヒさせる見こみである。

このとおりのことが起こると予測しているわけではありませんが、「この程度のこと」が現実に起こるだろうと思います。そして、この程度のことは、この世の終わりにもたとえられるような大破局ではありません。この程度のことが起こると主張することは、ありもしない恐怖をあおる脅威論ではありません。