macroscope

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2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「シュミレーション」から「しむらし」へ

「シミュレーション」ということばを連発してしまったが、わたし自身、日本語の会話の中でこの単語を正確に発音できる自信がない。もっと短い形にならないかと思う。2008年に[このような記事]を書いた。

気候という分野のシミュレーションの特徴

気候の予測型シミュレーションに使われるモデルの位置づけは、シミュレーション一般と分けて考える必要があるかもしれない。ここでは、シミュレーションモデルとして、現実世界の数量と定量的に関係づけられるような変数を含んでいるものを考える(すべての変…

シミュレーションによる科学的知見の意義 (Norton and Suppe 2001)

地球温暖化に関する政策決定の材料として、科学的知見が使われているが、そのうちでも予測型のシミュレーションで得られた知見が重要な位置をしめている。ところが、ときどき、専門家から見て信頼できないと思われるシミュレーション結果の細部まで、信頼で…

科学周辺論のすすめ (Ken Alder 2013 の "episcience")

わたしは現代の科学(理科系に限らないので「学術」というべきかもしれないがここでは便宜上「科学」とする)のありかたについての検討がもっと必要だと思う。いわば「科学の科学」が必要なのだ。ただし、科学のありかたのひとつの重大な問題は専門分化の行き…

「地球環境問題と持続可能な社会」のコメントを受けるためのページ

2013年6月11日、早稲田大学の授業「地球環境問題と持続可能な社会」の中でわたしが担当する講演(わたしのウェブページはhttp://macroscope.world.coocan.jp/ja/edu/clim_issue/sophia/index.html )に対して受講生からのコメントを受けるために用意したページ…