macroscope

( はてなダイアリーから移動しました)

2012-04-24から1日間の記事一覧

偏ったリスク認知に基づく議論の例

どこかで見た議論を再現したものだが、表現はわたしが考えたもの。もちろんわたしの意見ではない。例1 「福島原子力事故で、もうちょっと運が悪かったら、東京もみんな避難する必要があったかもしれない。原子力発電所が稼働しているということは、そういう…

→「気象むらの方言」

ブログ記事の分類カテゴリー名を「気象学で使われる表現」とすればよかったところを、ちょっとふざけて「気象むらの方言」としたら、うっかり「気象むらの表現」が混ざってしまった。カテゴリー名としては「方言」に統一するのでそちらを見ていただきたい。…

機構変動

自分が書いた文章を読みかえしていたら、書いたつもりのない「機構変動」という文字列があった。「気候変動」と書くつもりで、ローマ字入力漢字変換の結果を見ないでいたので、「きこう」に対する第1候補が「機構」になっているのに気づかなかったのだろう。…

ニセ通り

市街地の道の名まえの標識が「ニセ通り」と読めた。よく見たら、「二七通り」(Nishichi-dôri)だった。この道ぞいに何か「ニセ」を連想させるものがあるわけではない。

空耳、空目

空耳(そらみみ)というのは、実際には音がしないのに、音がしたと感じることだ。ところが、近ごろはむしろ、あることばを別のことばと聞きちがえることを言うほうが多いようだ。そして、空目(そらめ)ということばも見かけるが、これはいつも文字の読みまちが…

短波放射、長波放射

短波とは波長の短い波、長波とは波長の長い波のことだ。だが、どのくらいのものを長いというのかは、話題によって違う。気象学では、大気の力学的な波動についても「長波」などの表現が使われることがあった(「超長波」もあった)が、最近はあまり見かけない…

氷河時代、氷期、小氷期 / (勧めたくない用語) 氷河期、小氷河期

- 記事分類上のおことわり - この記事をひとまず「気象むらの方言」に入れたがこれは正確な分類ではない。ここでの話題は、気象学の用語というよりも、古気候学の用語だ。ただし、古気候学は教材が標準化された専門分科ではなく、地球科学のさまざまな専門分…